当研究所では20年以上にわたって、
治療補助として2足歩行「歩行療法」を実践指導していますが、
9年12月からはストック状のポールを持つ4足歩行も加え、
2足歩行と4足歩行とを使い分ける独自の歩行法を提唱、
これを「歩行整体」と名付けました。
前回は『歩行整体でゆがみが消える』でした。
http://goo.gl/Gw4d7
●図解編4『上半身のゆがみが取れる』
今回は、上半身のゆがみについてです。
(背骨がゆらぎ矯正される)
歩行療法では背骨は下から順に矯正(整復)されます。
左右の仙腸関節と恥骨結合が奏でる骨盤のリズミカル運動が
背骨に揺らぎを与え矯正力(整復力)が働くわけですが、
上にある肩甲骨が動くことで矯正力は強力になります。
しかし、普通に歩いている人を後ろから見ていても
背骨はゆらいで見えませんし肩甲骨も少ししか使っていません。
ですから、「とにかく歩けばいい」という話ではなく、
骨盤を使いつつ肩甲骨を充分に動かす必要があるのです。
(2足歩行の場合は肘の使い方がコツ)
ポールを使わない2足歩行の場合は、肘の使い方がコツです。
肘を曲げ体に巻き付けるような感じで後ろに引くことで、
肩甲骨が大きく動き、それにともなって背骨が矯正されます。
腕を振るといっても前に振るのではなく後ろに引くのが重要です。
(ポールを後ろに押すのがコツ)
ポールを持って行う場合は、ポールを後ろに押すのがコツです。
地面に接触しているポールを後ろに押すと、
その力で体が前方に押し出されます。
ですから、無理なく歩幅が広がるのです。
この時、肩甲骨でポールを後ろに押すイメージをもってください。
(手のグーパーで効果アップ)
歩行中、ポールを持った手をグーパーする方式があります。
腕を前に振るときはグーでポールを握り、
後ろに押すときはポールを握らずパーで開くという具合です。
この動作により、ポールの先が減らずに済み、
同時に指から腕全体の血行促進と上肢のトレーニングを兼ねます。
(肘は曲げずに自然に伸ばす)
ポールを持つとはじめは肘を曲げてしまいそうになりますが、
あまり肘は曲げないで歩く方が望ましいです。
この時も、肩甲骨の動きを意識して行うのがコツです。
ポールを持つ場合は肘は曲げない、ポールを持たない場合は肘を曲げる、
このように使い分けて下さい。
(ポールを上手く使えば背中や肩、首を矯正)
肘を自然に伸ばした姿勢でポールで地面を後ろに押すと、
上腕三頭筋など腕の筋肉をはじめ、肩や背中の筋肉群を使い、
肘、肩、頚椎、胸郭などを整えていきます。
歩行により地面から足を経て骨盤、背骨に働く力と、
ポールをつくことで、地面から手に、そして腕から上方向に働く力、
これらのリズミカルな連続動作によって全身の約9割の筋肉を使い、
全身の骨格を規則正しく動かして整体します。
次回は2足歩行と4足歩行の使い分けについてです。
【ポイント】
2足でも4足でも肩甲骨を動かすことが最重要だ。
●歩行整体ブログ
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