肩こりの分類(岡田による)
http://p.tl/NNQk
前回は『夏型の肩こり対策(自力編)』でした。
http://p.tl/tuQ7
今回は治療(他力編)です。
第42話『夏型の肩こり対策(他力編)』
(キーワードは熱と自律神経)
夏型の肩こりは高温環境や自律神経の疲労によって起こります。
また、見方を変えれば熱中症の前段階ともいえます。
このタイプの肩こりは、頭から首のこりと不快感、
肩甲骨周囲のこり、首から背骨まわりがこるタイプの3種類です。
もちろん複合型も存在します。
(2011年版、他力解消法)
☆指圧・マッサージ及び整膚
☆鍼灸
☆高気圧カプセル
☆整復術
☆頭部冷却療法
上の療法の中から2~3種類を組み合わせて行います。
それぞれについて簡単に説明しましょう。
☆指圧・マッサージ及び整膚
全国どこでも受けられ一番手軽なのが指圧やマッサージです。
夏型の肩こりの場合は、
頭から首のこりと不快感、肩甲骨周囲のこり、
首から背骨まわりがこるタイプの3種類と複合型なので、
全身をまんべんなくマッサージするのではなく、
局部的な施術が効果的です。
ゆらぎを使ったマッサージで背骨まわりの関節、筋肉をほぐし、
指圧によって関節や筋肉をほぐし、
肩甲骨を動かしながら周辺をマッサージします。
さらにこっているところの表面の皮膚をほぐします。
皮下と筋膜の間にはリンパ液が流れています。
表面がこって皮膚の動きが悪くなると、
リンパの流れ、つまり体液循環にも支障を来します。
これを改善する特殊なマッサージが皮膚の整復、整膚です。
・『皮膚の動きは肩こりの盲点』http://p.tl/9V0O
・『皮膚を整復する』http://p.tl/bsy9
アロママッサージも有効な方法です。
手技に加え精油の持つ薬効もありますので一石二鳥です。
リンパの流れを改善し筋肉をほぐし精油が回復を促進します。
他では、リフレクソロジーという足ツボを使う遠隔療法があります。
脚の冷えやむくみなどをともなう場合は、これも良い方法です。
☆鍼灸
皮膚や筋肉が固くなっているところ、
その関連の経絡上のツボに鍼や温灸をすると、
気の流れを改善し自律神経の働きが良くなり肩こりが改善します。
夏場は腎臓や肝臓、胃腸などの疲労にもよく効きます。
ツボに鍼を刺入するだけで即効性がある療法ですが、
鍼がキライな方は温灸をつけるという方法もあります。
日常10分程度の時間で大きな効果が得られています。
・『内臓を整える鍼灸』http://p.tl/zRhv
☆高気圧カプセル
高気圧エアーカプセルは1.3気圧の気圧による圧力を利用して、
圧力釜で肉を軟らかくするが如く身体をほぐす機器です。
圧をかけると体の隅々、細血管まで血液を送り届けられますし、
全身60兆の細胞を整え、引いては体調を整えます。
約1時間中で寝転んでいるだけで体が柔らかくなります。
また、回復力は終了後約2倍にアップすることが確認されています。
実際に骨折などケガの場合その通り速く回復していますし、
効果は4~5日持ちますので、
週に最低1回できれば2回入るのが理想的です。
直後にマッサージなど他療法を併用すると高い相乗効果が得られます。
☆整復術
背中が捻りにくいほど全体が固くなった状態や、
骨盤から上全体の関節が固くなったときは、
骨盤や背骨、胸郭の整復術が効果的です。
背骨の上下を連結する椎間関節、
胸椎と肋骨を連結する肋椎関節、
胸骨と肋骨を連結する胸肋関節まで固くなり、
各関節がまるで錆び付いたようになりますので、
各関節のかみ合わせを正し動きを良くする必要があります。
たとえば、胸郭は柔軟性があり呼吸を司っていますので、
固くなれば弾力が低下して換気障害を起こし酸欠症状となります。
こんな場合、マッサージや指圧だけでは症状が消失しませんので、
胸郭に関連するすべての関節をチェックした上で、
関節の動きが悪いところに整復術を行います。
骨盤は主に仙腸関節を整えますし、
背骨はリダクターやヒットMという特殊な医療器具を使い、
問題箇所をひとつづつ丁寧に整復します。
胸部は上下からウォーターバッグという器具で身体を包み込み、
水圧を利用した整復術をおこないます。
☆頭部冷却療法
夏の疲れの数割は、頭や上部の背骨周辺に熱がこもります。
その結果、熱がこもっている部分の周辺筋肉が固くなり、
時間とともに関節も固くなってきます。
頭部冷却専用の「クライオサーミア」という医療機器がありますが、
当院では水枕と複数の氷のうを使って関連部位を冷やします。
熱がこもっているときはとても気持ちよく感じ、
40~50分で2kgの氷はすべて溶けます。
その後にマッサージを行うととても快適です。
・『頭部冷却療法2』http://p.tl/Iuoc
次回は、この肩こりシリーズで書き忘れていたところを補足します。
【今回のポイント】
夏型の肩こりはハッキリと症状を伝え最適施術をしてもらうこと。
頑固な肩こり解消法1~42
「所長の引き出しより」
http://p.tl/jYfe
