第50話『冷えのぼせタイプ肩・首こりの補足』
(冷えのぼせタイプ肩・首こりとは)
・頭部のうつ熱
高温環境や頭部への直射日光など悪条件が重なると熱中症を起こしますが、
その前段階として頭部のうつ熱が現れます。
頭部のうつ熱は、頭がフル稼働でPC本体が加熱しているような状態で、
過度の思考や悩みなどで脳を使いすぎる場合などに起こります。
・冷えのぼせ(体温の偏在)
頭部はうつ熱しているのに下肢など末端は低体温という状態。
手足が冷えるのに頭は熱いといった、体熱が偏っている場合に起こります。
参照『冷えのぼせタイプ肩・首こり』第18~21話
http://p.tl/7cfj
(治療法の補足)
・頭部うつ熱の解消法
以前から、頭部を氷水で冷却する方法をくり返し述べてきましたが、
現在は、少し考え方が変化してきています。
(頭部うつ熱になる人の気質)
だいたい頭部がうつ熱するような人というのは、
リラックスやリフレッシュが下手な人が多いのです。
良くいえば集中力が高い人ですが、
悪くいえばメリハリが足りない人ともいえます。
今まで、頭部うつ熱がある人を数多く見てきましたが、
共通項は、一緒にいて楽しくないタイプの
真面目人間がほとんどだということです。
ですから、根本的に解消するためには、
映画や観劇など、感性を刺激するような時間をもつとか、
笑いヨガや笑顔が絶えないような楽しみの時間をもつなど、
遊びの時間、緊張を緩める時間を作る必要があります。
(飲水量コントロールの重要性)
そして、前にもお話ししましたが飲水法、水を飲むことです。
これは水分という意味ではなく、
無色透明の水を飲む量を増やすのです。
頭部うつ熱がある人は、飲水量が少ない傾向にあります。
コーヒー、紅茶、スポーツドリンク、アルコール飲料ではダメです。
体内でどうにでも加工できる水が必要なのです。
その理由は、糖分が多いとドロドロして使いにくくなっていたり、
アルコール飲料やコーヒーのように脱水作用があれば体内の水は減ります。
しかし、うつ熱を解消させるためには、
水で熱を吸収させ頭から全身に移動させる必要があります。
だから、頭部うつ熱があれば、まずは飲水量を増やして下さい。
とりあえず、起床後1杯、昼食前に1杯、夕食前に1杯、寝る前に1杯と、
コップ4杯分増やしてみて下さい。
それを1ヶ月つづけて頭部うつ熱が緩和されてきたら続けて下さい。
これだけで、頭部のうつ熱、
そして肩・首のコリは解消する可能性は高いです。
・冷えのぼせによるうつ熱解消法
冷えのぼせは体熱が偏在しているので、
気の流れや血液循環の改善が必要です。
この場合は、水を飲んでも効果がないことが多いです。
その理由は、水は身体を冷やすので冷え症などには向かないからです。
冷えのぼせの場合は、冷え症の治療に頭の冷却をプラスします。
また、鍼やマッサージによる気の流れや自律神経の調整も有効です。
気の流れや自律神経が調整されると、
体熱の偏在も正常化していく傾向があります。
(冷え症について)
冷え症にともなう肩こりも存在しますので、
ここで冷え症対策について簡単にふれていきましょう。
まずは、大きな影響力がある食品です。
冷え症の場合は、ショウガや唐辛子など、
身体を温める陽性食品を積極的に食べるのが、
冷え症による肩こり解消に役立ちます。
その他の方法では、熱を生み出す筋肉運動があります。
別にキツイ運動をする必要はありません。
ポールを使った歩行整体など全身の筋肉を使う軽い運動で良いのです。
細切れの時間を利用してもよし、まとまった時間を使うもよしです。
できるだけ多くの筋肉を使うことがコツです。
最近、冷え症を解消のための治療を行っています。
これは、足をフットバスで温め、
手とお腹をセラミックボールによる遠赤効果で温め、
腰を赤外線ランプで温め、
その後、症状に対応する足のツボを刺激するという方法です。
手足が温まり、下半身のむくみが減り、
冷え症が段階的に解消するわけです。
このように、冷えのぼせの場合は熱の偏在を無くすこと、
冷え症の場合は内と外から温めて体温を上げることで解消します。
もちろん、それにともなう肩。首のコリも同時に消えていきます。
次回は『精神ストレスタイプ肩・首こりの補足』です。
【今回のポイント】
頭部うつ熱の解消には頭を冷やし水を飲むこと、
冷えのぼせは頭寒足熱、これを解消すれば肩こりも消える。
頑固な肩こり解消法1~50
「所長の引き出しより」
http://p.tl/jYfe
