「尻もちや激しい運動が原因の肩こり--解説1」
今回は尻もちや激しい運動などが
原因で肩こりになる場合を考えてみたいと思います。
「こんなの私には関係ないわ」と思っているあなたが、
ひょっとしたらこのタイプの肩こりかも知れませんよ。
なぜかというと、
日常よく来院される原因不明の肩こり症の中で、
意外にも、このタイプのひとが多いからなんです。
「尻もちと肩こり、それが、どう関係あるねん」
「ええかげんにせえよ」
と言われるかたもいらっしゃることでしょう。
ごもっともな意見です。
一見、何の因果もなさそうですよね。
けれども、本当なんだからしかたがないんです。
その証拠は、
腰の症状を治せば肩こりが治ることで証明できます。
それでは「なんでそうなるの?」ということを、
尻もちを例にあげて説明しましょう。
尻もちをつくと、座骨結節というお尻の突起部分を強打します。
この部分はただの打撲で終わるのですが、
問題は、尻もち時にテコの原理が働き、
骨盤にある仙腸関節が、かみ込むことなんです。
ちょうど、ほどよく締めているネジを無理やり締めて、
ネジ山を壊したような状態になるのです。
かみ込んだまま、骨盤の仙腸関節の動きが悪くなった状態、
これをわたしは「かみこみ腰」と名付けました。
「かみこみ腰」は、
骨盤が締まりすぎて固まった状態と考えて下さい。
尻もちを原因に右側「かみこみ腰」が発生しました。
骨盤や背骨が歪み、この影響が背骨を介して、
首や肩にも症状が出現しました。
どんな症状かというと、
首は右を向きにくい、右側に回しにくくなります。
そして、左の首の付け根に張りが出てきますし、
反対側の右の付け根も影響を受けます。
このように、一見原因不明の肩こり症状が出ます。
そして「かみこみ腰」が治らない限り解消されません。
例「10年前から肩こりになりました」
「それからずっと肩こりです」
というように、ずーっと続いている場合が多く見られます。
尻もち以外でも、サッカー、空手などの蹴り動作や、
かがんだ姿勢で腰を痛めた場合などによっても、
「かみこみ腰」が発生することがあります。
つづいて肩こりが発生することも多いです。
「かみこみ腰」については、
いずれ、腰痛シリーズで詳しく説明する予定です。
文章だけでは、少しわかりづらいかとは思いますが、
ここでは、そういう肩こりもあるということを
頭のスミにご記憶下さい。
【ポイント】
尻もちや激しいスポーツなどでかがんだ姿勢で、
腰を痛めた場合に治りにくい「かみこみ腰」になり、
背骨に歪みが生じて肩こりを引き起こすことがある。

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