今週からは(3型)肩こりについてお話します。
前半は、むちうち関連の肩こりについて解説します。
むちうち損傷というのは、
自動車に乗っていて追突されたときなどに、
よく起こす首の損傷のことです。
首がムチのようにしなって痛める、
という連想からついた名前で交通外傷のひとつです。
じつは、この名前は、
大半のむちうち外傷にはマッチしていません。
なぜかというと、
むちうつ前に、すでに痛めているからです。
少しむずかしいので、
後方からの追突の場合を例にあげましょう。
衝突の瞬間に生体カンナ効果(例 たばこの箱の口方向から
指先でたたくと、たばこがポンと出てくる)という力が働き
頭が後方に動くことが確認されています。
衝突の瞬間に頭と首のつなぎ目をすでに痛めているのです。
これを見落とし、その次に起こるムチウチ現象を
中心に考えているので、その本質が間違われています。
このカンナ効果を見落としていたため、
長年の間、適切な治療が施されずに、
むちうち損傷は治りにくいといわれてきました。
このダメージはMRIやX線でも診断しにくいようです。
そのために本人は正直に、つらい症状を訴えているのに、
不定愁訴(ふていしゅうそ)といって、
どこも悪くないのに、症状を訴えているようにとられ、
心身症あつかいされたりすることもあります。
最近は問診や検査の技術がアップしてきており、
かなりのところまでわかるようになりました。
たとえば、首や肩のこりが事故と関係しているのかどうか。
その前からあったものかどうか。
こんなことまで、簡単な検査でわかってしまいます。
また、むちうち損傷は程度によって分類されていますが、
あまり意味がないように思います。
分類以前に理解が不十分なため、
治療法が定まらないことのほうが問題です。
いまでも一部の医療機関を除いては、
治せない、または治りにくいのがふつうです。
そして、多くの場合は、何年たっても治らず、
首や周辺の肩こりとなって残っているのです。
しかし、実態を正しく理解すれば治せるのです。
また、昔のものでも治ることがあります。
【ポイント】
むちうちが原因の肩こりは治る可能性大。

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