精神ストレスが原因の肩こり -2-
前回は、精神ストレスが自律神経に影響を与え、
交感神経が優位になりすぎても、
また副交感神経が優位になりすぎても、
肩こりへの道が開かれているというお話をしました。
今回は、もっと具体的な例を引きながら、
いっしょに考えてみましょう。
まず、はじめに、
精神ストレスがたまるときというのは、
どんなときだと思いますか。
年がら年中たまっているひとも、結構いるでしょうね。
日進月歩の情報社会ではストレスから逃げられません。
たとえば、転職や配置転換などによって、
周りの環境ががらっと変わったときなど。
ある程度リラックスしながら行えるような、
慣れた仕事が突然なくなり、
初めての仕事や不慣れな仕事ばかりとなります。
それだけでも十分精神ストレスはたまりますが、
実際はそれではすみません。
職場でコミュニケーション不足の、
人間関係がスタートし展開していきます。
そして、当分の間は、緊張の日々が続きます・・。
長時間、長期間の緊張は肩こりに直結しています。
別の例をあげれば、
キライな人といっしょに仕事をしている場合。
それが上司であったならどうでしょうか。
考えただけでも、憂鬱でつらそうですね。
やめればスッキリするんでしょうが、
いろいろ事情があってやめられない。という場合。
キライな相手に合わせなきゃいけないのですから、
相当な精神ストレスがたまります。
不調和を起こせないと思うから個性を押し殺し、
回りと協調しようと頑張るのでとても疲れます。
これらは、ともに交感神経が興奮したパターンです。
リラックスできずに体が緊張して、肩がこるのです。
精神が緊張しているから肩こりを引き起こすのです。
もちろん、緊張すると実際肩に力が入ったままとなり、
筋肉が疲労し血行が悪くなるというプロセスはあります。
また、別の例をあげてみましょう。
だらだらとしたメリハリのない生活が続いています。
とくに、あくせくしているわけでもなく、
回りからみると、一見リラックス三昧の毎日です。
しかし、様子を見ると動きが少ないことに気づきます。
ごろごろ寝そべったり、同じ姿勢でじぃーっとしている。
本人はあまり意識していませんが明らかな運動不足です。
これは、精神ストレスがなさ過ぎるんです。
同じ運動不足でも、運動したいけど忙しくてできないひとと、
運動する気が起こらないひとがあります。
このタイプは運動する気が起こらないひとです。
こんな生活では副交感神経が過度に優位となり、
肩や背中がうっ血して血流が悪くなります。
このようなひとは、長時間の不良姿勢や、
過食や過飲なども肩こりに大きく影響します。
こんな肩こりのひとに質問すると多くの場合、
肩こりになる原因が全くわからないと言います。
精神ストレスが少なすぎると、動きが少なくなり、
単調な生活になることで肩がこるのです。
これらが、精神ストレスの両極端による肩こりです。
こんな精神状態が長期間つづき固定化すると、
慢性の肩こりとなり、肩こりとお友達状態となります。
また、肩こりがあると頭痛など周辺にも不調が広がり、
心の状態も不調和になりがちです。
こうなると心がマイナス方向に向いて、
他人のマイナスの波動を受けやすくなるばかりか、
自分からもマイナスの想念を出しやすくなります。
想念の曇りができると、さらに肩こりを悪化させます。
ある日突然、一段と肩がこるようになることがあります。
その症状は、まるで「つきものがついたように」
または「肩に何かが乗っているよう」になるのです。
このように、まるで憑依されたかのような肩こりとなり、
気分の良い日が少なくなり、気分の悪い日が多くなります。
つらくて「自分のこと」しか考えられなくなり、
多くの場合、
コミュニケーションに支障を来すようになります。
この、負の連鎖から逃れるのは想像以上に大変なんです。
だから、精神ストレスが原因の肩こりは治りにくいのです。
肩こりが、あふれかえっている大きな理由の一つが、
精神ストレスという、
目に見えないやっかいなものだと言えるでしょう。
次回は、解消法を心と体の両面から考えてみたいと思います。
【ポイント】
現代人は自律神経のパランスが崩れやすい。
気を遣いすぎのひとも、気が緩みすぎのひとにも、
肩こりは忍び寄ってくる。
