(肩こりにもつながる腰痛のはなし)第1話
今回から新シリーズが始まります。
以前、地元のミニコミ誌に連載した内容をもとに、
肩こりとの関連性もふまえて書けたら良いなぁと思っています。
肩こりは、わたしも最先端?といってもいいぐらいに、
研究者が少なく、研究が遅れている分野です。
それに引き替え腰痛は、
多くの研究者や臨床家が多方面におられる分野です。
わたしとしては、正直いって腰が引けそうになります。
そのへんは寛大な読者諸兄が大目に見てくださるとして、
わたしの診たとおり、わかっている範囲のことを、
素直な気持ちで書き進めていくことにします。
腰痛についてよく書かれている常識があります。
「人間が2本足で立ちあがったときからの宿命」というものです。
みなさまは、どう思いますか。この考え方。
わたしは、この考えにはどうしても納得できないのです。
なぜかというと、
唯物的な意味での進化論を信じていないからです。
20世紀に大流行した進化論ではありますが、
いずれ前世紀の思想といわれるようになると思うからです。
それは人間は猿から進化したのではなく、
仏神が創った尊い存在だと信じているからです。
仏神が創造したと信じているものにとっては、
当然ヒトははじめから二本足で立っていたと考えます。
そんな不完全な人間を創造するわけがないと思うのです。
このへんのところは、議論しても答えが出ませんし、
一見どうでも良いことのようにも思えますが、
いわんとすることは、腰痛になるのは当たり前ではなく、
うまく使えば腰痛は防げるはずだということです。
ヒトは本来、理にかなった生活をしていれば、
簡単に腰痛などにはならないと考えています。
理にかなっていれば故障しないが、誤ると故障する。
使い方が悪いから故障すると考えたほうが、
その原因と解消法を見いだしやすくなります。
現代人の多くは、複雑な人間関係や仕事の忙しさなどから、
過度のストレスをうまくコントロールできずに、
その結果として、心の平安や調和を得にくくなっています。
そのためにストレスが溜まっているひとが多いのです。
そして、
肉体面では偏食や過食、疲労や睡眠不足、運動不足につながり、
ひいては腰痛になるといったケースが多いのではないでしょうか。
このように主にストレスによって様々な症状を引き起こし、
そのひとつの現れが腰痛なのではないかと考えています。
その中でも腰は体の中心で屋台骨を支えている大事なところです。
こころとのリンクでは行動力を現しているといわれている部位で、
確かに腰が不調だと動作の中で隠しようがないぐらい目立ちます。
そういう意味では、腰は日常生活において、
大きな影響力をもっている部位といえます。
そして、肩こりと腰の関係は切っても切り離せないほど密接です。
「えっ、ホント?」と不思議に思われるかも知れませんが、
腰を治したら肩も治ったということが日常多々見受けられるのです。
腰痛が治ったら、肩こりも治ったということが多いのです。
肩こりに対して肩の周辺ををいろんな方法で治療しても、
その場しのぎで、2~3日するとまたこってくる。
一向に治る気配がないといった場合が非常に多いのです。
それで腰の異常を治療したら、
肩の症状も変わったという経験が数多くあります。
以前は、肩こりがつらいといっているクライアントに、
なんとなくわかっていても、腰が原因だから、
腰を治療しましょうと言ったところで、
よほど確信がないとなかなか理解を得られませんでした。
今は、自信をもって言えるようになりましたが、
肩こりに、何らかのかたちで腰が関与しているものは、
肩こりの7~8割はあると思います。
正確な数字は出せませんが、それぐらいあると思います。
そういう意味でも、肩こり解消の話を進めるにあたって、
腰痛についての説明は避けて通れないのです。
肩こりをより理解してもらうためには、必要なのです。
というわけで、肩こりにつながる腰痛という観点から、
独自の方法で腰痛を分類し解説していきます。
具体的なお話しは次回から、
順々にしていきますのでお楽しみに。
【ポイント】
7~8割の肩こりは何らかのかたちで腰が関与している。
