今回は歩行療法の準備についてお話ししましょう。
それでは歩行療法を行うにあたっての、
準備から、ひとつひとつ点検していきます。
まず、服装について。
ウェアは薄着で動きやすいものがよいでしょう。
これは極端な例ですが、
ジーンズやスカートでは歩きにくいですし、
重ね着すると圧迫感があり苦しいのでさけて下さい。
歩行療法とはいえ運動なので、
理想はトレーニングウェアです。
ここ亜熱帯気候、大阪の平野部を例にとると、
夏場は半袖と短パン。そして汗ふきのタオルがいります。
冬場は長袖長ズボンのジャージの上に、
ウインドブレーカーの上下を着用がグッドです。
とにかく、冬は重ね着ではなく風を遮る服装がポイントです。
また、手袋とマスクや帽子が必要になることもあるでしょう。
冷え性のひとは、ポケットにカイロが必要かも知れません。
機能的な服装はとても大事です。
運動が出来るような服装にすると不思議とやる気が出ますし、
周りの人も、それなりの視線を送ってくれます。
この周りの視線は、けっこう励みになるものです。
その他では、小物が必要になることがあります。
二人で歩くことが可能なら必要ありませんが、
ひとりで数十分歩くのは、慣れないと孤独感があります。
こんな場合は、ウォークマンなどにヘッドホンをつけて、
ハンズフリーで歩くと良いでしょう。
ただし、携帯電話はダメですよ。
なぜかというと、片手で持ち耳に当てると姿勢が悪くなり、
両手が振れなくなるからです。
つぎはシューズです。
間違っても高いヒールのシューズで歩かないで下さいね。
歩くほどにからだを悪くします。
そのほかファッション性優先の靴や、
ビジネスシューズも歩行療法には適しません。
一概には言えませんがウォーキングシューズよりも
ランニングシューズやジョギングシューズを選ぶ方が、
値段も割安感があり無難だと思います。
(シューズ選びのコツをまとめると)
1.クッションが良く足の負担が少ないもの。
2.かかとがゴソゴソ動かずキチッとおさまるもの。
3.硬すぎず柔らかすぎず、よく足に密着し動きやすいもの。
4.足の甲が横ぶれするものは幅が広すぎ、
横から圧迫感があるものは幅が狭すぎなので、
ちょうどよい幅で甲の高さを調整出来るもの。
5.指先が上や横からから圧迫されずに足先に余裕があるもの。
(4と5は外反母趾の予防にも欠かせません。)
6.あまり安物は買わないこと。
7.かかとが低すぎると初心者は歩きにくい傾向があるので、
高さ3cmぐらいまでの高さならオーケー。
また、メーカーや種類によって足形が違うので、
あなたの足に合ったメーカーや種類を探し、
その中から選ぶほうが時間の節約になります。
ちなみに、わたしも以前、幅が細めのR社のクツをはいて
足が痛くなり、それをかばって腰を悪くした経験があります。
いまは足に合うA社のものから選んでいます。
このように、あなたに合ったクツを探す努力は必要です。
時間をかけてでも本当に足になじむ靴を探し出して下さい。
気に入った靴なら履いて歩くことが楽しみになります。
最後に靴下についてです。
あまりすべらない素材、綿中心の靴下で良いですが、
五本指タイプの靴下は、指の運動にもなるのでおすすめです。
次回は、歩行療法のやりかたについてお話しします。
【ポイント】
歩行療法といっても運動なので服装とシューズは、
軽くて動きやすい機能的なものを選ぶ必要がある。

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