治療と健康のツボ
前回は『筋肉の新常識、伸長パワーについて』でした。
⇒ http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat5365577/index.html
今回は、健康化プレス体操の実際についての予定でしたが、
まだ、説明不十分のようなのでストレッチと比較し再度説明します。
●脂肪燃焼プレス体操2『筋肉の伸長パワーを生かす』
前回ストレッチ体操との違いが良く分からなかったようなので、
もう少し詳しく説明することにします。
ストレッチ体操とは、一見よく似ています。
現にストレッチ体操の動きの中で混同されることもあります。
(筋肉を引き延ばすストレッチ体操)
ストレッチとは、「引っ張る」「伸ばす」という意味で使われています。
たとえば、準備体操、整理体操として筋肉を引き延ばしリラックスさせたり、
筋肉の柔軟性を高めてケガの予防や疲労回復のために行います。
また、ストレッチといっても様々な方法があります。
ここで簡単に紹介しましょう。
・スタティックストレッチ
これは、ひとりで行う一般的なストレッチです。
静止した状態から反動を使わずに目的の筋肉を伸ばします。
この時、目的の筋肉には力を入れないのがコツで、
リラックスしながら筋肉が伸ばされていくというイメージです。
・ダイナミックストレッチ
サッカーのブラジル体操などのように動きながら、
例えば足を高く上げるなどして、ストレッチする方法です。
これは、関節の動き、潤滑を良くするためのストレッチです。
おもに特定の競技に必要な柔軟性を得るために使われています。
・バリスティックストレッチ
これは、ダイナミックストレッチの一種で、
反動を利用しますのでやや高度な技術が必要になります。
・PNFストレッチ
ふつう施術者が患者に用いる抵抗ストレッチですが、
二人組になって抵抗をかけながらストレッチするという方法です。
スポーツの現場でも行われているようです。
・クライオストレッチ
治療現場でよく使う冷却ストレッチという方法です。
例えば、痛みのある肩を氷水で冷却した後、
痛みの部位をストレッチする軽い運動をさせます。
軽度の痛みであれば、これだけで取れることも多いです。
ざっとこれぐらいのストレッチがあります。
どれもストレッチという名前は同じですが、
内容は全然違うという感すらあります。
この中ではスタティックストレッチを
ストレッチと考えている方が多いでしょうから、
これを基準に比較検討することにしましょう。
(筋肉の伸長パワーを使うプレス体操)
これに対し、プレス体操も外見上はストレッチに見えます。
確かに、引き延ばされる部分が全くないかといえば、
部分的にあるので、ストレッチといえなくもありませんが、
筋肉を伸ばす原理が全く違います。
筋肉に力を込めると筋肉は硬くなります。
これは筋肉を絞ることで筋肉が硬くなるからです。
この絞って硬くなって蓄積された
筋肉のパワーを利用して筋肉の伸長に使うのです。
たとえは悪いですが、
マヨネーズの容器を絞ってマヨネーズが出てくるような感じです。
つまり、筋肉を絞ることで筋肉の長さが伸びるという原理です。
舌を伸ばすときには、舌を絞ることで硬くなり、
そのパワーで舌先が伸びてきます。
象の鼻も同じです。鼻を絞ることで鼻が伸びていきます。
このように、筋肉を絞り、
そのパワーを使って伸ばすというのがプレス体操の原理です。
この説明で少し分かっていただけたのではないでしょうか。
脂肪燃焼プレス体操の参照図
http://www.kenkokagaku.com/dietex1newpage1.htm
(ストレッチ体操とプレス体操の違い)
ですから、ストレッチ体操とプレス体操は違うのです。
前にも言いましたように、鉄棒にぶら下がって、
脱力して筋肉が伸ばされるイメージがストレッチです。
一方プレス体操は、
棚の上の物に手を伸ばそうとして、
腕や体幹、脚を伸ばし、力が入り続けている状態が、
プレス体操の動きということになります。
「筋肉を絞りその力で押し伸ばすと脂肪が燃焼する」という
新理論にもとづいて制作しましたが、
実際、行ってみると筋肉内で脂肪が燃焼するだけでなく、
筋力もアップすることが分かりました。
引き締まった鋼のような筋肉質をイメージして下さい。
屈筋も伸筋も同時に力を込め、
複数の筋肉を動員して行いますので、
全身の筋肉のつながりが良くなります。
そして、ストレッチのように、
個々の関節が柔らかくなるというよりは、
全身運動時に、よりしなやかな体になるという結果が現れました。
全部で5分あればできるのと、
靴を履いたまま立った姿勢で行えるのが特徴です。
・仕事開始前の柔軟体操
・引き締めダイエット目的の体操
・運動前の効率的な準備体操
一連の体操でこれら全てをこなせますので、
時間短縮にも使えますし、これ以外の用途もあると思います。
次回からは、体操前に行う簡単な歪みチェックを説明します。
【今回のポイント】---------------
筋肉の伸長パワーと筋肉のストレッチは似て非なるもの。
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