前回は「バケツとひしゃくの理論」「5対1魔法の比率」についてでした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/05/post-8312.html
今回は、実践例をご紹介します。
-心の健康-26-
『2つの方法の実践例』上
(バケツとひしゃくの理論のおさらい)
日々の生活は人と人のつながりで成り立っており、
誰でも心の中に目に見えないバケツをもっています。
そして、ひしゃくを使って相手の心に水を注いだり、
相手の心からくみ出したりしている実態があります。
ひしゃくを使って相手のバケツに水を注げば、
(相手を喜ばせれば)自分のバケツにも水がたまり、
相手のバケツの水をくみ出せば(相手を傷つければ)
自分のバケツの水も減る。という法則があります。
心のバケツに水がいっぱい入っているときは、
気分が良く、明るく前向きでポジティブですが、
心のバケツの水が減ってきたり空っぽになると、
気分が落ち込んだり不機嫌でネガティブになります。
この法則の理解が人間関係を良好に保つための大前提です。
そして、それを実践することが心地の良い環境をつくります。
たった二つのパターンがあるだけ。
ここで再度関係図を整理してみましょう。
・相手のバケツに水を注ぐ(相手を喜ばせる)→
相手のバケツの水が増え、自分のバケツの水も増える。
・相手のバケツの水をくみ出す(相手を傷つける)→
相手のバケツの水が減り、自分のバケツの水も減る。
(バケツとひしゃくの理論の実践応用)
この理論をいくら述べても実践応用しないと意味がありません。
では、具体的には何をするのか、どんな感じなのか、
あるセラピストの一日の中から説明しましょう。
まず、朝起きると家族と顔を合わせます。
ここで、明るくさわやかに「おはよう」とあいさつしあうと、
お互い気分が良く、バケツの水は増えますが、
ぶすっとした態度や、あいさつされても無視していると、
あいさつした方はバケツの水は減り、後味が悪くなります。
出勤後、職場では、不安な患者さんの心を察してあげて、
癒してあげたり、勇気づけてあげるとバケツの水は増えます。
反対に患者さんを事務的に扱ったり、
不安をあおるような言動をすると、
患者さんのバケツの水は減り、関係がぎくしゃくします。
スタッフの良いところをほめれば、バケツの水は増え、
スタッフのミスを指摘すれば、バケツの水は減ります。
スタッフ同士がお互いを尊重する言動をすれば水は増えます。
帰宅後、奥さんの料理をほめてあげればバケツの水は増え、
メシ、風呂、寝るだとバケツの水は減ります。
このように、少しだけ相手に関心を持つだけで環境は変わります。
(バケツに水を注ぐ人が足りないのが現状)
現代社会は、ストレス社会でみんな疲れています。
ですから、ほっておくと、ネガティブに傾きがちです。
その結果、相手のバケツの水をくみ取りそうになります。
たとえば、相手のミスを責めたり、
部下に当たったりといった具合です。
その結果、不愉快そうにしていると、
さらに、その周りにも伝染していきます。
こんな時代だからこそ、
相手のバケツにひしゃくで水を注ぐ人の存在が必要とされています。
場を明るくしたり、優しい思いや言動ができる人といえましょうか。
これは、心がけ次第で誰にでも出来ます。
そして、水を注ぐと人に好かれるようになり、
ますます自分のバケツの水が増えていきます。
減っていたバケツの水が相手の一言で一発逆転、
満タンになることだってあるのです。
明るく前向きでバケツに水を注ぐ人が多いほど、
健康的な空間が広がっていくことになります。
これは、家庭であろうが職場・チームであろうが同じです。
ですから、ここに気づいた人が相手のバケツに水を注ぎ、
この循環を回していくのがルールだと思います。
みんなで、相手のバケツにひしゃくで水を注ぎましょう。
そして、家庭に、職場に、コミュニティを潤しましょう。
次回は「5対1魔法の比率」の実践例についてです。
--【今回のポイント】--------------
相手のバケツに水を注ぐ者は自分のバケツの水が増える。
昔から言われている与える者は与えられるは真理だ。
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心の健康1~25
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