-心の健康-27-
『「バケツとひしゃくの理論」Q&A』
前回は「バケツとひしゃくの理論」の実践例でした。
今回は、実践されたある読者からの質問と回答をご紹介します。
「バケツとひしゃくの理論」を実践された
読者のSさんから有意義な質問をいただきました。
だれでも陥りやすいワナなので、取り上げることにしました。
(Sさんからの質問・静岡在住20代)
ひしゃくを使って相手のバケツに水を注げば自分のバケツにも水がたまり、
相手のバケツの水をくみ出せば自分のバケツの水も減る。
わかりやすくて是非実践しようと思っていました。
でも、実際やってみて、全然上手くいきませんでした。
スタートがバケツいっぱい同士なら、きっと素敵な関係になるのでしょう。
でも、私の回りには、バケツの水が欲しくてたまらない、
からっぽのバケツの人ばかりだと気付きました。
みんな我先にお互いの水を奪おうとしたり、自分の水をこぼしたり。
そんな中で私は、水を注ごうと努力していたつもりです。
でも、ある出来事で自分の水が涸れ果ててしまったとき、
自分からなかなかネガティブから抜け出せないで、大変苦しい思いをしています。
理論からいけば、自分からひとのバケツに注いであげれば良いのですが、
そうしようと明るく振る舞うほどにその後なんともいえない虚無感に襲われます。
どうしたら自分の力でこの状況を抜け出せるのでしょうか?
(わたしの回答)
Sさんのように、純粋な方が素直な心で実践された貴重な報告。
大切にしたいなぁと思います。
良いと思ったことはすぐにチャレンジできる。これは長所、強みですよ。
ふつうは、なかなかできないものです。
だから、まずはチャレンジした自分をほめてあげて下さい。
行動を起こした分、必ず進歩します。
この中にきっと学びがありますから、
今回の貴重な学びをぜひ今後の人生に生かして欲しいです。
ところで、具体的にどういう言動をされたのか、
そして相手のどういう反応でバケツが空っぽだと分かったのか。
教えていただけますか?
(Sさんから2回目の質問)
Kさんは私と話すたびに愚痴や弱音しか言わないということがありました。
Kさんを喜ばせるにはと考えて、まずは傾聴しました。
でも、結果相手のネガティブさを共有してしまった気がしました。
方向性を一緒に見つけてあげようとしましたが、喜んでくれませんでした。
明るい話題や受け答えをして愚痴を阻止したところ、
やがて「愚痴くらい言わせてよ」と怒られてしまいました。
もっともだと思いましたが、これ以上対応がわからなくなり、
結局はじめの傾聴で、お互いの水を減らし続けている感じがします。
また、あることにたいしてAかBかがあって、
AをしてもBをしても相手にいらいらされてしまうとき、
相手はバケツの水が足りていないのだなぁと思ってしまいます。
また、自分のバケツの水が不足しているときほど
相手に求めてしまうことがよくわかりました。
ひとのバケツに水を注ごうとしても、それがそもそもうまくいかないこと。
バケツの水が足りていないひとほど、ひしゃくがのびてくるとつい、
かい出されるんじゃないか?!とガードがかたくなってしまうらしいこと。
注いであげて、素直に注がれてくれたら、お互い気持ち良いんですが。
注いであげようとのばしたひしゃくをつっぱねられつづけると、
どうも自分は役立たずらしい、と自己否定にはしりそうになります。
(わたしの回答)
人間関係は一般論で語れない難しさがありますね。
この理論は、与える愛、心の豊かさを平易に表現した理論だと思います。
現代は、物質的な豊かさとは裏腹に精神的には貧しく、
バケツの水が少なく精神的な充足感に飢えている人が圧倒的に多いのです。
バケツに一定の水が溜まっている人、グループにはそのまま通用しますが、
まわりにバケツの水が少ない人が多い場合は、注意が必要です。
こちらのバケツの水が多く余裕があるときは
バケツの水が少ない人に水を注ぐこと(与える愛)は可能ですが、
相手のネガティブエネルギー(奪う愛)が強い場合は、しんどいです。
また、ココとという時や緊急時は愚痴を聞く必要はありますが、
バケツの水が空になるまで引きずり込まれないことが大切です。
Sさんのバケツの水が空になれば、奪う側になりかねないので、
ネガティブエネルギーの強い人とは、少し距離を取ることです。
私の場合は、相手の仏性を信じ幸福を祈る、
というスタンスで遠隔操作を中心とします。
相手のネガティブエネルギーが強いときには、少し距離をとり、
要所はしめつつ相手の心境がよいときに話を聞くようにします。
つまり、自分のバケツの水が少ないときは、積極的に水を注がないことです。
まわりのポジティブエネルギーの強い人たちを見ていると、
ポジティブ同士が近づき、ネガティブな人は遠ざける傾向があり、
心の法則である波長同通の法則が働くようです。
仕事柄、ネガティブな人とも接しますが、
昔に比べて周りにポジティブな人の比率が高まっています。
身近なネガティブな人に対しては、温かく見守りながら距離を取る。
職場などでも、同様のスタンスでよいかと思います。
私の場合、バケツの水が減ったらどうするかというと、
休養、運動、気分転換、ポジティブな人と会う、
祈りや瞑想をするなどでポジティブエネルギーを増幅します。
あと、自分をアファメーション(口ぐせ)で励まします。
それでバケツの水は回復します。
最後に付け加えるとしたら、
心に感謝や生かされている実感が生まれれば、すぐ満杯になります。
--【今回のポイント】--------------
ネガティブな人との距離の取り方には気をつけること。
また、バケツの水が減ったら、まず増やすことが先決だ。
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心の健康1~26
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