第9話『頚椎・顎タイプの肩・首こり』自力解消法
(このタイプの肩・首こりは)
・むちうち損傷後、特に慢性化しているもの
・肩・首の寝違い損傷後に起こるもの
・顎関節症など顎関節の障害にともなうもの
・ストレートネック(頚椎カーブの減少症)によるもの
参照「頚椎・顎タイプの肩・首こり」
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/06/post-e18d.html
(自力解消法)
前回もお話ししたように、
これらの共通項は、首の障害をともなっていることです。
そしてポイントは、筋肉など軟部組織ではなく、
頚椎の椎間関節の正常化にあります。
それでは、それぞれの自力による解消法を説明しましょう。
・むちうち損傷後や慢性化症状
直後の場合、自分で出来ることは「頚部の氷冷」につきます。
明けても暮れても、
氷のうに氷水を入れ、氷が溶けるまで冷やすことです。
局所に熱があるうちは、せっせと冷やすこと。
これが一番効きます。運動や体操マッサージで刺激を加えるのが最悪です。
そして、頚部の安静が大事です。必要最小限の動きで我慢することです。
慢性化した場合の対処法は、
痛む場合は頚部の氷冷が対症療法としては使えますが、
急性期のように劇的な回復効果は期待できません。
何年も症状が残っている場合、
治すためには残念ながら治療は避けて通れません。
・肩や首の寝違い損傷
数日たっても症状が取れない場合は、頚椎の障害が発生しています。
しかし、通常むちうちより障害の程度が軽いので、
一定時間歩く、泳ぐ、走るという運動や、
痛みが伴わない体操やスポーツも可能です。
リスクはありますが、運動中に頚椎の障害が自動整復されることもあり、
実施後、一晩寝たら治ったというケースも見かけます。
しかし、よけいにこじれたというケースもありますので、
無理は禁物、不安な場合は治療から入るのが無難でしょう。
・顎関節症など顎関節の障害
顎関節症など顎関節の障害が一ヶ月以上続くようであれば、
頚椎の障害があることは確実です。
下手な歯科治療によってひき起こされたものは難治です。
しかし、それ以外は首の障害が治れば自動的に解消することもあり、
軽度であれば、寝違い損傷と同様に運動中に自動整復されることもあります。
運動後、こじれるようであれば、治療が必要です。
・ストレートネック
ストレートネックは枕選びが大事です。
間違っても高枕で寝てはいけません。悪化します。
また、日頃の座り姿勢が悪く前屈みになっている場合には、
姿勢が原因の肩こりのところでお話しした対処法を行ってください。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/04/post-60f6.html
連載中の「健康化プレス体操」は背骨と骨盤の柔軟性を高めますので、
継続的に行うことでストレートネックを解消できます。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/06/post-d360.html
「真向法」という股関節を中心に柔軟性を高める方法を加えれば、
さらに効果が高まります。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2008/11/post-0baa.html
しかし、ストレートネックでも頚椎の障害を伴っているケースでは、
治療から入る必要があります。
X線やMRI検査では、ストレートネックは判定できますが、
椎間関節の障害は一般的な整形外科では判定できません。
不安な場合は頚椎や脊椎に詳しい治療家に診てもらってください。
(各タイプ共通の解消法)
40分間のウォーキングが有効です。
歩行療法は腰から順に効果がでますので、
肩・首こりの回復、関節の潤滑改善には多少時間がかかりますが、
週3回以上6ヶ月以上つづければ効果が期待できます。
また、瞬発力を使う運動や体操などより、
ヨガ、気功、太極拳のような
ゆっくりとした動きの中で関節を柔軟にする方法は良いです。
歩行と同様、即効性はありませんので続けることが肝心です。
次回は、解消法・治療編の予定です。
--【今回のポイント】--------------
頚椎・顎タイプの肩・首こりといっても、
いろいろあるので自分にあった方法を選別することが大事。
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頑固な肩こり解消法「所長の引き出しより」
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/01/post-3c92.html
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http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/04/post-41f6.html
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