-心の健康-28-
『5対1魔法の比率』
前回は「バケツとひしゃくの理論」を実践された読者からのQ&Aでした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/06/post-67ec.html
今回は「5対1魔法の比率」についてもう少し検討してみましょう。
(魔法の比率のおさらい)
5対1魔法の比率とは、
ポジティブ・肯定的な言葉と
ネガティブ・否定的な言葉の割合です。
肯定的な言葉と否定的な言葉の比率で、
ネガティブな言葉の割合が多くなれば、
当然ながら家庭でもチームでも崩壊に向かいます。
ある調査の結果、
職場でこの比率が3対1以上のグループは生産性が高くなり、
比率が13対1以上になると逆に生産性は低下するそうです。
そして、5対1の比率が魔法の比率、最高の状態だそうです。
全員が肯定的で明るく否定的なことは一切言わないなんて、
絶好調の時、一時的にはそんな状態もあるでしょうが、
こんなチームや職場は不自然ですよね。
(肯定と否定言葉の比率を振り返る)
過去の職場や家庭内を思い浮かべてみても、
魔法の比率は実際「そのとおりだなぁ」と思います。
たとえば、家庭の場合で考えてみましょう。
ここでタイムスリップして自分が子供だった頃を思い出して下さい。
その時、親が自分に対してこの比率がどうであったか。
そして、その結果どういう結果になったか、など。
中1頃、口を開けば「勉強しなさい」といわれた時期がありました。
聞くたびに、やる気が無くなったものです。生産性の低下です。
頑張ってほめてもらおうと思って答案を見せたら
「良くできたね」ではなく「こんな点でどうするの」など、
ネガティブな言葉を多く浴びせられていたときには、
モチベーションが下がり、どんどん成績が落ちました。
そしてストレスから、不満が爆発し反抗的になったこともあります。
この時、比率としては1対1ぐらいでしょうか。
しかし、そんな時期は一時的でトータルではポジティブ優勢でした。
(職場やチームの基本はポジティブ言葉)
できれば、相手を不愉快にする言葉は使いたくない、
喜ばす言葉を言ってあげたいというのが人情です。
ネガティブ言葉では、コミュニケーションはうまくいきません。
だから、ふつうは、ポジティブな言葉が多くなるのですね。
しかし、自分の思い通りにいかないことが重なった時や、
ストレスが溜まって疲れている時には、
ポジティブに考えられずネガティブになりがちです。
どうしても、ネガティブな言葉が出てしまいそうになる時は、
まず、深呼吸して酸素を取り入れてみましょう。
それでも、ネガティブになってしまう時には、
言葉を選んで必要最小限の言葉しか発さないことです。
こんな時、無理してポジティブな言葉を使うと不自然さが残ります。
自分の心のバケツに水が少ない時は、
他人のバケツの水をくみ取らないように注意します。
自分のバケツの水量は回復してくるのを待ちましょう。
バケツの水量が多い人が他人のバケツにひしゃくで水を入れ、
バケツの水量が少ない人は、他人のバケツから水をくみ出さないことが大切です。
この循環が確立できているチームや職場では魔法の比率に近くなります。
目指すべきはネガティブな言葉を無くすことではありません。
ネガティブな言葉がゼンゼン言えないような環境はダメです。
活き活きとした組織では、5対1ぐらいに落ち着くのです。
一度、置かれている環境でチェックしてみてください。
(ポジティブになるための五カ条)
「心のなかの幸福のバケツ」の中には、
ポジティブになるための5カ条が載っています。
1.バケツの水をくみ出すのを止める
2.人のよいところに注目する
3.親友をつくる
4.思いがけない贈り物をする
5.相手の身になる
ビックリするような内容ではありませんが重要です。
結局、ポジティブになるには自己中心から離れる必要があります。
なぜなら、他人のバケツの水が減れば自分の水も減るからです。
自分も他人もハッピーになるのが「バケツとひしゃくの理論」です。
--【今回のポイント】--------------
活き活きとした組織では、5対1ぐらいに落ち着く
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心の健康1~27
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795188/index.html
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