今回は『零戦の真実』です。
坂井三郎著 講談社 1029円(税込)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2561522
(読書感想)
興味本位で古本購入の一冊でしたが、
実に内容が濃く、歴史のドキュメントに感銘を受けました。
現在の日本は一見平和で身の安全は当たり前といった世の中ですが、
60数年前の日本では国土も人民も壊滅的な打撃を受け、
国家の威信をかけた戦いに敗れたという事実があります。
そのことは、知識としては当然知っていましたが、
体験していないのでリアル感は全くありませんでした。
戦争を知らない我々現代に生きる日本人が、
二度と戦争を起こしたり巻き込まれないためにも、
この時代の事実は風化させてはいけないと感じました。
とはいえ、面白い本でないと読む気になれないものですが、
「零戦」というキーワードの話は読みやすいのです。
特に2章の零戦の隠し味は興味深い内容でした。
著者は生きるか死ぬかの真剣勝負を繰り返され、
その貴重な経験から多くの気づきを得られています。
その悟りから生まれた人生哲学は、説得力が違います。
読みごたえのある一冊でした。
●どんなひとが読めば役立つか。
□太平洋戦争のドキュメントをまだ読んでいない方に
□零戦を通じて当時の日本と米国の思想の違いを学びたい方に
□敗戦前の日本人の長所と欠点を見つめ直したい方に
□零戦のことを詳しく知りたい方に
□先の大戦からの教訓を再認識したい方に
〈 お勧め度 ★★★☆ 〉
〈推薦図書の棚〉
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