肩こり分類の図 (岡田による)
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前回は『胸郭タイプの肩・首こり』自力解消法でした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/09/-12--cdd5.html
今回は、胸郭タイプの肩こりの治療についてです。
第13話『胸郭タイプの肩こり治療』
(胸郭タイプの肩・首こりの原因)
・胸郭拡張症
・肩甲骨の可動障害
・胸・背中の関節の潤滑不全
(他力による解消法)
胸郭周りは、あまり一般的な方法はありませんが、
独自の治療法で効果が確立している方法を紹介します。
・胸郭拡張症の場合
・胸・背中の関節の潤滑不全
胸郭の弾性が失われているのでこれを回復させる必要があります。
その理由は、肋骨と脊椎をつなぐ肋椎関節または、
肋骨と胸骨をつなぐ胸肋関節の潤滑が低下し、
広範囲あるいは部分的に関節がしっくりかみ合っていないからです。
これにたいして治療で重要なことは、
これらの潤滑不全の関節を一つ一つかみ合わせていかなくてはなりません。
これが分かれば方法論はいろいろあるでしょう。
バストバンドで締める方法、テーピングを張る方法、
針や吸い玉などで関連筋肉の働きを良くする方法、
指圧や矯正法で関節を刺激する方法などが考えられます。
私のやり方は、まず、マッサージなどで背中をリラックスさせた後、
ウォーターベッドでクライアントをうつぶせにして、
リダクターやヒットマッサーという器具を使って肋椎関節を整えます。
つぎに、仰向けにして胸部を1つずつ順番に特殊な水枕で圧迫します。
これでも、改善しない場合は、問題箇所に低刺激のテープを貼ります。
この治療1回行えば、ほとんどの人は改善します。
完治するまでに回数を要する人もありますが、
平均すると、この方法では3回ぐらいで完治します。
胸郭拡張症のひとは、腹式呼吸を指導し再発を防ぎます。
この方法を何回やっても治らない人は、
骨盤や腰椎の歪み、股関節の潤滑不全や変形などが考えられます。
こんな場合は、さらに根っこの部分を探し治療することが大切です。
・肩甲骨の可動障害
肩甲骨の動きが悪い原因は胸郭の歪みや筋腱の障害などいろいろです。
ですから、原因が複雑な場合はすんなりとは治りません。
もちろん、単純な理由の場合は速効で治ります。
治療は、根っこにある原因に対して行う必要があります。
方法論はこの場合も多くの方法があることでしょう。
いつもやっている方法を紹介します。
まず、肩周りの関節の動く範囲、可動域を左右で比べて、
一方に問題があれば、周辺の筋肉を緩めた上で、
肩甲骨、上腕骨、肋骨をまとめて潤滑改善の整復します。
それで何割かの人は改善しますが過半数は改善されません。
これでダメな場合は、原因は単純ではありません。
五十肩などは、筋肉のしこりを根気よくほぐす必要がありますし、
股関節の変形などで肩の動きが悪くなることもありますので、
こんな場合は、股関節や骨盤の治療を併せて行う必要があります。
これ以外に背骨に歪みがあり肋骨が捻れている場合は、
それも併せて治療する必要があります。
このように、股関節の変形のように手術が必要なことがありますし、
複雑に絡み合っているケースでは、全身の治療を行う必要もあります。
つまり、肩甲骨の可動障害の治療は、
ケースバイケースで実際診てみなければ何ともいえないといえます。
(まとめ)
「胸郭拡張症や胸・背中の関節の潤滑不全」による症状の場合は、
「肩甲骨の可動障害」の場合よりも、分かり易いです。
ですから、治療期間も短期間で済むことが多いですが、
これらすべての障害があれば、症状は複雑化し知恵の輪をほどくように、
一つずつ消し込むように治療していく必要がありますので、
根気が要り長期間に及ぶケースもあるというわけです。
つまり「胸郭拡張症」→「背中の関節の潤滑不全」→「肩甲骨の可動障害」
右へ行くほど難易度が高い傾向があり、
1つより2つと合併しているほど複雑で難しいといえます。
--【今回のポイント】--------------
胸郭タイプの肩・首こりは診断が正しければ、いろいろな治療法が使える。
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頑固な肩こり解消法「所長の引き出しより」
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