肩こり分類の図 (岡田による)
http://www.kenkokagaku.com/katakori.html
第15話『締まり腰、かみ込み腰と肩・首こり』
(骨盤股関節タイプの肩・首こりの原因)
・ゆるみ腰
・開き腰
・締まり腰
・かみこみ腰
・股関節障害
前回説明の「ゆるみ腰」「開き腰」はその名の通り、
骨盤にある仙腸関節がゆるむ方向で起こる症状と肩こりの関係でした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/10/post-64f5.html
今回は、その反対の作用ともいえる、
骨盤にある仙腸関節が締まる方向で起こる症状と肩こりの関係
そして、股関節と肩こりについて説明していきます。
(締まり腰と肩・首こり)
仙骨の両側にある左右の仙腸関節は耳ぐらいの大きさがある関節で、
足から股関節に伝わる下からの力を背骨に伝え、
体重を両側の股関節に分散させる重要なポイントです。
また、仙腸関節は一歩一歩、歩を進めるたびに、
緩んだり締まったり一定のリズムを繰り返している関節です。
左右の仙腸関節は歩行と連動して自動的に緩み締まるのですが、
これが締まる方に偏った状態が「締まり腰」です。
一定の範囲内で動くネジが、締まりすぎている状態といえます。
その原因を説明しましょう。
ひとつは、どちらか一方の仙腸関節が「ゆるみ腰」になった場合です。
骨盤は上から見ると環状につながっていますので、
片方が「ゆるみ腰」になると反対側は「締まり腰」になりやすくなります。
こういう、歪みのパターンがあるのです。
たとえば「左ゆるみ腰」+「右締まり腰」という組み合わせです。
すべてがそうなるというほど単純なものではありませんが、
日常、臨床の場でも、数多く遭遇するパターンです。
片方の「締まり腰」は軽い腰痛が出ることはあっても一過性であることが多く、
反対側の「ゆるみ腰」が直れば、肩こりも腰痛症状もなくなります。
しかし、これでうまくいかないケースがあります。
締まりすぎて放置されたネジが時間の経過とともに錆び付くように、
「締まり腰」がある側の仙腸関節の潤滑が悪くなり、
自動的に戻らなくなった場合です。これを「かみ込み腰」といいます。
つまり「締まり腰」は「かみ込み腰」の前段階といえます。
〈締まり腰について〉
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2008/09/post-f70b.html
(かみ込み腰と肩・首こり)
「かみ込み腰」とは仙腸関節のネジを締めすぎて、
かみ込み側の仙腸関節が正常に動かなくなった状態です。
では、どんな時「かみ込み腰」になるのかというと、
代表的なものは、かがんだ姿勢での急性の腰痛です。
かがんだ姿勢から強引に荷物を持ち上げようとした時、
尻もちをついた時、無理な姿勢でスクワットをした時、
しゃがんだ姿勢でバランスを崩した時、
しゃがむような姿勢が頻繁な仕事やスポーツの継続等で起きます。
中でも、尻もちは、軽度の場合でも「かみ込み腰」になります。
「かみ込み腰」は腰から下に様々な症状を引き起こしますが、
肩・首に対しても背骨や筋肉を介して締め付けるような力を働かせます。
これが原因で、強烈な肩こりを起こすことが多いのです。
肩から首のこわばり感をともなうことが多く、
背中や胸のこりにまで及ぶケースも少なくありません。
〈かみこみ腰について〉
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2008/09/---2c3d.html
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2008/09/---ce15.html
(股関節障害と肩・首こり)
軽い股関節の障害は、運動やスポーツをする人なら日常茶飯事、
疲労やバランスを欠く動き等が原因で起こります。
では、具体的な例を挙げてみましょう。
激しいエアロビクスなど、脚に屈伸や捻りなど強い負担が継続的にかかる運動、
横に転んで股関節、前に転んで膝など、股関節への衝撃をともなう打撲や捻挫、
段差の高い階段の上り下り、一方に偏った横座りなどの日常の習慣、
成長の過程で股関節の発育不全や形成不全がある場合などです。
これらが原因となり、まず股関節に歪みが生じ、
その影響が背骨や筋肉を通じて背中や肩に上がっていくのです。
この時、左股関節だと右肩という具合に、
股関節と反対側の肩に張りやこりが現れるのが特徴です。
股関節に障害が発生すれば、これと連動して上に上がりますので、
ごく、短時間でこの変化は現れ自覚できます。
このように股関節単独の影響で肩に上がることもありますが、
前述の「ゆるみ腰」や「しまり腰」といわれる骨盤の歪みを合併することも多く、
やや、複雑な症状になることが多く、診断は難しいのが実情です。
つまり、股関節障害→反対側の肩や上腕の張りやこり、
股関節障害+仙腸関節障害(ゆるみ腰や締まり腰)→背中から肩・首や上腕の張りやこり、
といた具合に影響が上方に上がっていくのです。
股関節と肩こりの関係は少し複雑になりますので、分かりずらいかも知れませんね。
とりあえず、知っているだけで、何かの役に立つこともありますから、
「股関節と関連する肩・首こりもあるんだ」とご記憶ください。
--【今回のポイント】--------------
骨盤や股関節とリンクする肩・首こりもあるのでご記憶あれ。
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http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/01/post-3c92.html
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