頑固な肩・首こり解消法
肩こり分類の図 (岡田による)
http://www.kenkokagaku.com/katakori.html
第17話『骨盤股関節タイプの肩・首こり治療法』
(骨盤股関節タイプの肩・首こりの原因)
・ゆるみ腰
・開き腰
・締まり腰
・かみ込み腰
・股関節障害
前回は骨盤股関節タイプの肩・首こりの解消法でした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat4774098/
今回は骨盤股関節タイプの肩・首こりの治療法です。
治療法も自力解消法と同様で、本質さえ捉えていれば、
方法論は無限にありますので様々な治療法がありえます。
ですから、結局のところ一番大事なのは診断力です。
正確な診断力がつけばつくほどに集中力が高まり治療効果は上がります。
(ゆるみ腰・開き腰の治療法)
自分で治せないレベルのものは、治療が一番手っ取り早い方法です。
治療法は、針、指圧をはじめ様々な手技療法や運動療法が可能ですが、
骨盤、それも仙腸関節の整復術が一番即効性があります。
ゆるみ腰は仙腸関節がゆるんで不安定な状態ですから、
その関節を適度に締めてやるのが一番理にかなっています。
開き腰は、ゆるみ腰状態で腸骨が外方に開いた状態です。
「正常」→「ゆるみ腰」→「開き腰」の順に進行しますので、
治療法は、その逆の道順をとる必要があります。
(開き腰の治療)
、
仙骨に対して外方に開いた腸骨をぴしゃっと閉じるべく整復します。
専用ベッドでクライアントは横寝になっていただき、
セラピストの手のひらの付け根を使って行います。
真上方向から腸骨のポイントをポンと押すだけです。
正しいポジションで真下に行えば1秒、一瞬で終わります。
特別に力を入れる必要もありません。振動だけです。
整復した瞬間を全く気づかれない方もあります。
こうして開き腰の整復をすると、ゆるみ腰状態になります。
ですから、開き腰の整復は2段階で行う必要があります。
ゆるみ腰だけの場合は、ここから整復が始まるわけです。
(ゆるみ腰の治療)
ゆるみ腰の整復は、
仙骨に対してゆるんだ腸骨を適度に締め関節の潤滑を回復させます。
開き腰と同じ姿勢で寝ていただきます。
そして、セラピストの手のひらの付け根を使って、
仙腸関節を適度に締めるためにゆっくりと面圧を加えます。
正確なポイントを押さえ正しい方向に面圧を加えることが重要です。
面圧を加えると仙腸関節の潤滑が回復し安定を取り戻します。
潤滑を取り戻すまでの整復時間は5秒~20秒ぐらいでしょうか。
整復が成功した場合は手に潤滑感が伝わってきますのでわかります。
直後、仰向けになり足の親指の力などを確認します。
これで正常に回復していれば整復完了です。
ゆるみ腰や開き腰だけが原因の肩こりは、
整復が成功したら肩こり症状はなくなります。
慢性の肩こりの場合は、複数の原因が重なり合っていることが多いです。
・他の治療法を行うときの注意点
ゆるみ腰や開き腰の場合は、
ゆるんで不安定になっている仙腸関節をさらに不安定にしますので、
腰の牽引療法や足を引っ張る療法は絶対にやらないでください。
(締まり腰の治療)
締まり腰は仙骨にたいして腸骨が締まりすぎた状態です。
適度に動くネジが締まりすぎてゆるみにくい状態といえます。
締まり腰の整復も専用ベッドで橫寝になっていただきます。
セラピストの手のひら付け根を使い、
腸骨のポイントをセラピスト方向に向け面圧を加えます。
整復時間は5秒ぐらいでしょうか。
整復が成功したらクライアントの腰肩が軽くなります。
(かみ込み腰の治療)
かみ込み腰は仙骨に対して腸骨が締まりかみ込んだ状態です。
ネジ山が壊れてゆるまなくなった状態といえましょう。
かみ込み腰の整復も専用ベッドで橫寝になっていただきます。
セラピストの手のひら付け根を使い、
腸骨のポイントをセラピスト方向に向け面圧を加えます。
整復の方法は締まり腰と同じですが使う力が違います。
締めすぎて動かなくなったネジを思い描いて下さい。
動かなくなっている関節は潤滑していないので固まっているわけです。
これを潤滑させるためにはギュッと瞬間的な力が必要です。
整復時間は同じく5秒ぐらいですがヘトヘトになります。
無痛でポキっと鳴るわけでもないので受け手は気づきません。
かみ込み腰状態で長い期間経っている方の場合は、
長期間関節の潤滑が失われていたので1回整復したぐらいでは治りません。
多くは、1週間ほど経てば仙腸関節がまた固まってきますので、
治るまでくり返し根気よく整復し関節を完全に潤滑させる必要があります。
かみ込み腰が原因の肩こりがある場合は、
かみ込み腰が治れば肩こりも劇的に良くなります。
・他の治療法を行うときの注意点
無理やりひざを折り曲げたり腰を反らしたりすると、
仙腸関節の潤滑が悪く遊びがないのでかみ込みを悪化させることがあります。
整骨院などで施術してもらったらよけいに痛むようになった、
肩こりがひどくなったという場合はこういうことが起きています。
また、牽引療法でゆるみ腰のように悪化することはありません。
(股関節障害の治療)
ここでいう股関節障害は股関節の病気ではなく機能障害を指しています。
機能障害の原因は疲れや捻挫により大腿骨の股関節支点がずれることです。
股関節障害の場合は、股関節の整復がよく効きます。
これは、股関節の支点を正常域に復元する方法です。
仰向けに寝ていただき、大腿骨をテコにして股関節の潤滑を改善させます。
整復時間は20~30秒ぐらいです。
整復が成功すれば直ちに股関節の動きが正常化しますし、
股関節が原因の反対側の肩こりも楽になります。
・他の治療法を行うときの注意点
股関節を引っ張るような方法は絶対してはいけません。
無理なストレッチで傷めたり悪化するケースが後を絶ちません。
--【今回のポイント】--------------
骨盤股関節タイプの肩・首こりの治療には整復術が最良だ。
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頑固な肩こり解消法「所長の引き出しより」
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/01/post-3c92.html
