-心の健康-38-
『悩みを分析する基礎技術』からの学び
前回は「道は開ける」の「悩みに関する基本事項」から学びました。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795188/
今回は同書、第二部「悩みを分析する基礎技術」から学びます。
(悩みの分析と解消法)
悩みを3段階に分けて分析する方法が紹介されています。
1.事実の把握 2.事実の分析 3.決断、そして実行
(事実の把握)
ただ、漠然と悩んでいても何も解決しません。
まず必要なのは、事実を把握することだといいます。
C大学ホークス学長の方法は、混乱こそ悩みの第1理由であるから、
判断の基になる事実を集めることに専念すれば悩みは解消するというものです。
「この世の悩みの大半は、判断の根拠となる知識が十分でないのに、
あえて判断を下そうとすることから生じる」そして、
「だれでも時間の許すかぎり、公平な客観的立場で事実を集めることに専念すれば、
普通の場合、悩みなど知識の光によって蒸発してしまうだろうということだ」
しかし、悩んでいるときには感情が高ぶっており、
冷静になることは難しいというのが我々凡人の実態だと思います。
知識が十分でないのに判断するって悩みますよね。
そこで、客観的な目で眺めるためのアドバイスが紹介されています。
1.自分のためではなく、人のために情報集めをすると考える。
2.悩ましている問題について事実を集めている間は、
自分を自分の反対側に立っている弁護士とみなし、
不利な事実の全てを把握するようにすると冷静になれるようです。
そのほかの方法として、
自分の言い分と相手の言い分を書き留めてみると、
両極端の間の妥当な点がどの辺にあるか分かるとあります。
このように問題解決への第一歩は事実の把握にあるのです。
(事実の分析と決断実行)
事実を集めたとしても集めっぱなしでは何の役にも立ちません。
つぎに行うべきなのは、分析、解明というプロセスです。
このためのコツは、事実を書き出してから分析することです。
本書には先の大戦中に日本軍に殺されそうになった
アメリカ人経営者の事例が出ていますが、
彼が殺されなかったのは悩みを追い払えたからだといいます。
その悩みの9割を追い払うことができるコツとは、
1.悩んでいる事柄を詳しく書き出す。
2.それについて自分でできることを書き記す。
3.どうするかを決断する。
4.その決断をただちに実行する。
その後、彼はこの方法を使ってビジネスで大成功したといいます。
決断したら行動あるのみ。失敗したって何もしなかったよりは遙かに進歩します。
現在、悩みの中で苦しんでいる方は、ぜひ実行していただきたい方法です。
話せば長くなるので省きますが、わたしもこの方法を使い短期間で悩みを解消しました。
(仕事の悩みを半減させる方法)
これは管理職が使う方法ですが、あらゆる組織に応用可能だと思います。
会議時間の短縮を可能にする可能な4つの質問ですが、
質問欄と回答欄を作ってそれぞれに提出してもらうという方法です。
この方法、わたしも社内のブレーンストーミングや会議で使っています。
1.問題点は何か。
これは問題の所在をはっきりさせ、
問題の本質を具体的に知り把握するために必要なプロセスです。
2.問題の原因は何か。
問題をさらに掘り起こし、その根底にある条件をハッキリと究明する作業ですが、
ふつうは、ここまで考えずに終わることが多いのではないでしょうか。
3.いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか。
ふつうは、提案-反論という形で終わってしまうことが多いのですが、
データの分析をもとにあらゆる角度から考え、
いろいろな案を出していくということが必要です。
4.望ましい解決案はどれか。
本書には、「トースターからパンが出てくるように」とありますが、
1.2.3.のプロセスを経ると適切な解決案が出てくるようです。
わたしは、そこまでの経験はありませんが、話が前に進むことは間違いありません。
(第二部まとめより抜粋)
1.事実の把握。
2.すべての事実を慎重に比較検討してから、決断せよ。
3.慎重に決断を下したら、行動に移すこと。決断に基づいて、ひたすら行動しよう。
そして、結果に対する心配はいっさい無用だ。
4.何かの問題で悩みそうな場合には、次の問いと答を書き出してみること。
a 問題点は何か?
b 問題の原因は何か?
c いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
d 望ましい解決策はどれか?
--【今回のポイント】--------------
悩みを分析することによって冷静になれるので一歩前進する。
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『道は開ける』D・カーネギー著 香山晶訳 創元社
http://books.rakuten.co.jp/rb/item/1101902/
心の健康1~37
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795188/index.html
