真健康法!歩行整体
〈歩行整体とは〉
・各種代替医療と併用すると相乗効果が大きい最良の運動療法。
・体や心の歪みを直し、数多くの病気を予防するために最適な健康法。
・多くの病気を自分で癒せる最高の自己治療法。
●その6『歩行整体で整復される上半身』
前回、「歩行整体で整復される下半身」というお話しでした。
今回は「上半身の整復」について、さらに具体的に説明しましょう。
(関節の整復とは)
ずれた関節が見た目だけ矯正されるという意味ではなく、
関節が潤滑を取り戻し関節本来の機能を取り戻すことです。
治療で術者が患者に対して行う整復法を整復術といいますが、
歩行整体では歩くことで自力で関節を整復することができます。
(歩行療法だけでは整復されにくい部分)
歩行療法では背骨は下から順に整復されるという話をしました。
骨盤のリズミカルな動きが背骨に揺らぎを与え整復力が働くのですが、
どうしても下から順に整復されていくので、
同じ背骨でも胸椎の上部や頚椎まで整復されるには長期間を要しました。
これが歩行療法の悩みの種だったのです。
つまり背骨が硬くなっていることが原因で肩こりがある場合は、
歩行療法を初めても、しばらくは気分転換にはなっても肩こりは改善しません。
むちうちの既往がある頚こりの場合も同様です。
(ポールを後ろに押すのがコツ)
歩行整体はポールを持って歩きます。
具体的には、ポールを持ったまま手を振り、
ポールを後ろに押すことで体を前方に押し出すわけです。
ですから、手の力をポールに伝え体を前方に押し出すことで歩幅が広がるのです。
ここが、整体するための大きなポイントです。
(手のグーパーで効果アップ)
歩行中、ポールを持った手をグーパーする方式があります。
腕を前に振るときはグーで握り、後ろに押すときはパーで開くという動きです。
初めは、「こんな不自然な動作が本当に必要なの?」
と思っていましたが、実際行ってみると整体という観点からは理に適っていました。
私ごとで恐縮ですが、手の中指、薬指を引っかけ傷めたときのことです。
通常、マッサージやテーピングで治療しても1週間はかかる状態でした。
ところが、1回の歩行整体で治ってしまったのです。
驚きましたがグーパー運動の効果によるところが大きかったです。
理由は、有酸素運動中に30分以上もグーパー運動することで、
反復的な筋肉の伸縮とともに血行が大幅に改善したからだと考えます。
このように、グーパー運動は、上肢の血行促進と、
指や手根、手首、肘までの筋肉や関節を整える作用があります。
5社のポールで試しましたが、どれも中指、薬指、小指はパーが可能でした。
すべての指を開きパーできるのはドイツのレキ社製のポールでした。
(肘は曲げずに自然に伸ばす)
手に持ったポールを押すことで上半身に効果が及ぶのですが、
この時、あまり肘は曲げないで歩くことが望ましいといえます。
普通に歩くときに肘を曲げる人は少ないと思います。
肘を伸ばすというよりも、自然に手をぶら下げて歩きますが、
ポールを持っていても、この動作は変わりません。
つまり、ポールをぶら下げて歩くといった感じに近いかと思います。
従来の歩行療法の場合は、
肘を直角に曲げてもらい積極的に振るように指導していました。
それをなぜ変更したのかを説明しましょう。
2足歩行の場合は、上半身に効果を出すためにランニング時のように、
腕を振った方が肩や背中などの関節筋肉を使えたのです。
ところが、4つ足の歩行整体では勝手が違います。
肘を曲げると地面から肩に伝わる力の伝達を妨げてしまいます。
その結果、肩や背中、首に効果が出にくくなるのです。
これではもったいないので、腕は自然に伸ばすことが必要です。
(ポールを押すことで背中や肩、首を整復)
肘を自然に伸ばした姿勢でポールをつき後ろに押すことで、
上腕三頭筋など腕の筋肉をはじめ、肩や背中の筋肉群を使い、
肘、肩、頚椎、胸椎、肋骨などが関与する関節を整えていきます。
足をつくことで地面から上に、そして下半身から上方向に働く力と揺らぎ、
ポールをつくことで、地面から手に、そして腕から上方向に働く力、
これらのリズミカルな連続動作によって、
全身の約9割の筋肉を使い、体のほとんどの関節を動かして全身を整えます。
歩行整体は、世界中どこでも行えて、安全性が高く老若男女を問わない方法です。
これだけの効果を出せるのは、4つ足歩行、手でポールを持つ方法だけです。
この方法は、既にノルディックウォーキングとして広まっていますが、
一部に手の使い方を誤った関節に負担がきつすぎる方法も見かけます。
できれば、体の生理に適った健康的な方法が広がって欲しいと願いますので、
歩行整体もその一環としてみなさまの健康化に役立ちたいと思います。
--【今回のポイント】--------------
歩行整体は2足歩行では効果が出にくい上半身を整えられる歩行法だ。
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