心の健康-44-
前回は名著『道は開ける』第六部「批判を気にしない方法」からの学びでした。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795188/
今回は第六部『疲労と悩みを予防し、活力と精神を充実させる六つの方法』
から学びます。
『疲労と悩みを予防し、活力と精神を充実させる六つの方法』より
(活動時間を一時間ふやすには)
「精神分析医によれば、疲労は恐怖や心配に対する精神面での抵抗力を低下させる」
「だから、疲労と悩みとを予防する第一の鉄則は、たびたび休養すること」
と書かれていますが、まさに現代人が陥りやすいワナでしょう。
チャーチル、ロックフェラー、エジソンなどの昼寝の習慣で説明されていますが、
結局は、休息を取りながらのほうがずっと質と量ともに高い仕事ができます。
過去の偉人達は、その業績の裏に休養を取ることについても達人だったのですね。
私は、十代の頃から昼寝の習慣があります。どこの職場でも行ってきました。
たとえ15分の昼寝でも、午後の仕事はリフレッシュ活力が出ますが、
逆に、ひと時の昼寝もとれない日には、残念ながら午後からは精彩を欠きます。
今まで、体力が弱いからだと思っていましたが、本章を読んでホッとしました。
(疲れの原因とその対策)
イギリスの精神分析医J・A・ハドフィールドの真理の言葉が載っています。
「われわれを悩ます疲労の大部分は精神的原因からきている。
純粋に肉体的原因で消耗する例は実にまれである」
ですから、仕事における疲労は、悩み・緊張・感情の混乱など、
精神的な原因によるものだといいます。
その対策は、「仕事をしながら休息する術を覚えることだ!」とあり、
そして、そのコツは「まず、最初に筋肉をリラックスさせることだ」と書かれています。
さらに、最も重要な器官は目を休めることだといいます。
その理由は、全身で消耗している神経エネルギーの四分の一は目が消費しているからです。
まず、目と顔の筋肉をゆるめ、つづいて全身をゆるめていくのがコツのようです。
確かに本書に書かれている通りだと思いますが、
私は顔の筋肉を鍛えながら、ゆるめリラックスする方法を知っています。
「顔筋ソング」という音楽CDです。
これは、顔の老化防止筋トレと発声練習でできている優れものです。
(疲労を忘れ、若さを保つ方法)
ここでは、何千人も全治させた実績があるボストンの治療教室のことが載っており、
この教室の医学顧問ヒルファーディング博士は悩みを軽減する最良の方法を語ります。
「だれか信頼できる人に悩みを打ち明けること」です。
この他にも、この章では自宅で実践できる方法などが十個以上載っています。
この悩みを打ち明ける人の存在は大きいですね。
駆け込み寺的な存在の人が身近にいる人は幸せだと思いますが、
こういう存在こそが、本物の心の医者なんだろうなぁと考えます。
(疲労と悩みを予防する4つの習慣)
この章では、整理整頓の重要性について述べられています。
さて勤務中の4つの習慣ですが、
1.当面必要な書類以外は机上から片付けよう。
「人間は過労が原因で死にはしない。浪費と悩みが原因で死ぬのだ」
と最高裁長官のエブァンズ・ヒューズは言いましたが、
エネルギーの浪費と悩みが原因とは、その通りだと思います。
2.重要性に応じて物事を処理すること。
3.問題に直面した時に、決断に必要な事実を握っているのだったら、
即刻その場で解決すること。決断を延期してはならない。
4.組織化、代理化、管理化することを学ぼう。
多くの実業家は、それほどの年でもないのに、
ささいなことと混乱に圧倒され、悩み、不安、緊張、焦燥に追い詰められ、
すべてを自分でやろうとして死んでいくようです。
(倦怠を追い払うには)
「人間は心を弾ませながら何か興味深いことをしていると、めったに疲れない」
といいます。つまり、楽しい仕事では疲れないのに、退屈な仕事だと疲れます。
仕事そのもので疲労しているのではなく、
悩み、挫折、後悔の感情で疲れることが多いといいます。
また、いかにも仕事を楽しんでいるふりをすると、
実際にある程度は楽しくなってくるのだそうです。
そして、楽しくなってくると能率もあがるのです。
ということは、自分で盛り上げて楽しむことが大事ですね。
(不眠症で悩まないために)
不眠で有害なのは、不眠自体ではなく不眠であることを悩むことです。
ここでは、不眠について悩まない5つのルールが書かれています。
1.眠くなるまで起きて仕事をするか、読書をしよう。
2.睡眠不足で死んだ者はいないことを思い出そう。
3.祈るか聖典などをくり返し読むこと。
4.身体の力を抜くこと。
5.運動をしよう。起きていられないほど肉体を疲れさせること。
最後はヒズロップ博士の言葉でしめましょう。
「私の長年の経験によると、眠りを促進してくれる最良の力は祈りである」
信仰がある方は信仰の対象に祈り、信仰がない場合は、宇宙、地球意識、
大いなる存在などに感謝の祈りをささげると心が安らぎます。
(第七部『活力と精神を充実させる六つの方法』まとめ)本書より
1.疲れてしまわないうちに休息しよう。
2.仕事中にくつろぐことを学ぼう。
3.家でくつろぐことを学ぼう。
4.次の4つの勤務態度を習慣にしよう。上記参照
5.悩みと疲労を防ぐために仕事に情熱を持とう。
6.睡眠不足で死んだ人はいないことを思い出そう。
有害なのは不眠症で悩むことであって、不眠症そのものではない。
--【今回のポイント】--------------
仕事を好きになる工夫が大切だ。楽しくなれば疲労と悩みは減る。
-------------------------
『道は開ける』D・カーネギー著 香山晶訳 創元社
http://books.rakuten.co.jp/rb/item/1101902/
心の健康1~44
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795188/index.html
