頑固な肩・首こり解消法
肩こり分類の図 (岡田による)
http://www.kenkokagaku.com/katakori.html
前回は『外部のエネルギーが関与する肩こり』でした。
今回は予定を変更して『夏型の肩こり』について解説します。
第26話『夏型の肩こり』
(夏場に多い肩こりとは)
以前、夏場にだけ発症する夏型の腰痛があるというお話しをしたことがあります。
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/cat3795068/
当時は、肩こりのことまでは考えが及びませんでしたが、
特に今年の8月、立て続けに似たような肩こり症状の方が来院され、
いまでもその傾向が続いていますので、偶然ではないと考えています。
これをひとまず夏型の肩こりとして解説することにしました。
夏場は自律神経の疲れによる肩こりが起きやすい時期です。
原因は、室内と野外の温度差や高温環境によるストレスと考えますが、
これを精神ストレスによる肩こりに入れるべきか、
頭頚部のうつ熱による肩こりに入れるべきかは難しいところです。
とわいえ、現場から情報提供の必要性を感じましたので話を進めましょう。
夏型の肩こりの特徴は、暑さが関係しているということです。
今年の夏、ここ大阪市内は、梅雨明けからいきなり猛暑となり、
毎日最高気温35度以上で最低気温も25度以上熱帯夜の連続で、
この暑さは8月末の現在までいっこうに衰えを知りません。
原因は、上に書きましたように、
室内と野外の温度差や高温環境によるストレスですが、
なぜ、これが自律神経の疲れ、引いては肩こりにつながるのでしょうか。
自律神経には身体を最適な状態に保つ作用があります。
たとえば、暑い環境になると汗腺が開き汗を出して身体を冷やしますし、
寒い環境になると、汗腺を閉めて熱を逃がさないようにするなどです。
この時期は、オフィスの室温が25度で外に出ると日照りで40度というような
極端な気温の変化を味わうことになります。
また、外を歩いて汗びっしょりという状態で室内に入ると、
急に室温が下がることで汗の水分が身体を冷やしすぎますし、
その中で身体の機能を最適化するために自律神経機能はフル回転となります。
そういうことのくり返しや、猛暑による高温環境で
自律神経をはじめ身体はくたくたになってしまいます。
では、それと肩こりがどう関係しているのでしょうか。
それは、自律神経、特に交感神経が背骨の両脇にあるからです。
ちょうど、そのあたりの周辺に肩こりが起こるのが特徴といえます。
(夏型の肩こりの症状)
それでは、夏型の肩こりの症状に移りましょう。
以前、夏型の腰痛のところで、
A型・自律神経型、B型・腎臓の疲労型というふうに分類しましたが、
この夏型の肩こりは、A型・自律神経型の腰痛と同じ原因で発生します。
したがって症状もよく似ています。
症状は、首の根元から背中の真ん中あたりまで、
「背骨の両側がまるで鉄板が入ったように硬い」
あるいは「肩甲骨の周りが硬くなって気分が悪い」
「首の根元を寝違えたようで肩が張る」など、
人によって多少表現は違いますが、
共通項は首の付け根から背中にかけて硬くこるという訴えがあることです。
併せて、「息苦しい」「背中が痛い」「首の付け根が痛い」「腕が上がりにくい」など、
一見、他の症状と間違いそうな訴えもあります。
私が触った感じでは、
背骨の関節の動きが悪くなり背骨の連結が硬くなっていますし、
その周りの脊骨をささえる筋肉群の弾力が低下し、
まるで、しこりのように硬くなっています。
さらに、その外層の皮膚の動きも悪くなり、
リンパ液の流れが悪くなっていることが伺えます。
つまり、関節も筋肉も皮膚も硬くなっているという状態です。
実際にこっている場所は、
肩甲骨の周囲が硬くこるタイプ、背骨の周囲が硬くこるタイプと、
2種類がありますが、こりの症状は似かよっています。
こういう症状は、他の季節でも見かけることはありますが、
今夏は圧倒的に多いので、今これらの症状には注目しています。
来週は予定を変更して、夏型の肩こりの対策法について解説します。
--【今回のポイント】--------------
夏型の肩こりと呼べるような独特の肩こりがある。
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頑固な肩こり解消法「所長の引き出しより」
http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/01/post-3c92.html
