肩こり分類の図 (岡田による)
http://p.tl/NNQk
前回は『内臓機能を高める高圧カプセル』でした。
http://p.tl/fiAk
今回は『内臓関連の肩首こり治療法2』です。
第33話『骨格を整え内臓機能を正す方法1』
内臓機能は低下していても
病気ではない状態を未病といいます。
未病は医療以前の段階なので、
対処の方法や選択肢も豊富にあります。
日常、実際行っている対処法を順次説明します。
2番目は『骨格を整える整復術』です。
(内臓と骨盤の不思議な関係)
まだまだ認知度は低いのですが、
じつは内臓と骨盤には密接な関係があります。
参照 「ゆるみ腰」 http://p.tl/iHQV
骨盤後ろ側の左右にある仙腸関節が、
適正範囲を超えて緩む状態を「ゆるみ腰」といいます。
この「ゆるみ腰」の状態が一定期間続くと、
内臓機能に変調をきたして未病の状態となり、
長期間続くと病気になるという道筋です。
そして、とても興味深いことに、
左の仙腸関節が緩むか右の仙腸関節が緩むかで、
影響する臓器が変わり症状も変わります。
少し分かりづらいと思いますので具体的に説明しましょう。
(左ゆるみ腰の場合)
「左ゆるみ腰」、左の仙腸関節がゆるんだ場合は、
みぞおちあたりの横隔膜から下半身にかけてが膨張します。
場所でいうと腰やおしり回り、そして脚全体です。
膨張というのは、「むくみ」と解釈して下さい。
それにともない、いろいろな症状が出ます。
たとえば、おしっこの出が悪くなる、
生理不順や生理痛が強くなる、
腰全体が重だるいなどの症状が現れます。
その他、胃腸の機能低下といった症状も出ます。
具体的な期間は人により差がありますが、
このような未病の状態がさらに進行すると、
膀胱や腎臓などの泌尿器系、
子宮や卵巣などの生殖器系、
大腸や小腸、胃など消化器系の
病気に進行するといわれています。
これは、経験則からも納得しています。
(右ゆるみ腰の場合)
一方、右の「ゆるみ腰」では、
腰の症状は左の場合と似たところもありますが、
それ以外の症状や場所は異なります。
左と対照的なのは、
横隔膜の上にある臓器の機能に支障をきたすことです。
具体的な場所をいうと胸郭が膨張します。
膨張にともない発生する症状は、
胸や背中全体のこわばり、
肋骨や背中の関節が不安定を起こし痛み、
その他、胸や背中のこり、
眠気、息苦しさなどをともなう換気障害、
血圧の上昇などの症状が現れます。
このような未病の状態がさらに進むと、
呼吸循環器系統の病気にまで及ぶとされていますが、
日常の臨床の中で骨盤と病気の一致を数多く確認しています。
(間違いだらけの骨盤矯正)
このように骨盤と内臓の間には深い関わりがありますので、
骨盤の緩みによる障害である「左右のゆるみ腰」の有無は、
大変重要であり、バカにできないのです。
骨盤矯正というと、「たんに身体のゆがみを直す」
というような問題ではないことがおわかりかと思います。
しかし、ちまたのにわか整体院ではそんなことには無知で、
ボキボキと派手なアクションで体に過剰な衝撃を与え、
その場の形合わせだけに終始しているという実態があります。
これは、ひとつのトリックショーですが笑えない話もあります。
過去、この手の被害に遭われた患者さんを数十例診ました。
例えば、肋骨が3本折れた方、腰椎2箇所を圧迫骨折された方、
脚がしびれた方、ぎっくり腰になった方など様々です。
だからこそ、安全な施術が欠かせないと考えています。
私は、過剰な刺激で悪くなるよりは、
最小限の刺激で体に無害な方を選びます。
大切な体をこわすことは絶対避けなくてはなりません。
最悪、悪くなるよりは効かない方がましだと思っています。
次回は『正しい整復術とは』です。
【今回のポイント】
内臓と骨盤には密接な関係がある。
参考文献『構造医学』吉田勧持著
頑固な肩こり解消法1~33
「所長の引き出しより」
http://p.tl/jYfe
