頑固な肩・首こり解消法
肩こり分類の図 (岡田による)
http://p.tl/NNQk
内臓機能は低下していても
病気ではない状態を未病といいます。
未病は医療以前の段階なので、
対処の方法や選択肢は豊富にあります。
ここでは、日常行っている対処法を順次説明しています。
2番目は『骨格を整える整復術』です。
前回は『内臓と骨盤の不思議な関係』でした。
今回は『前回のつづき』です。
前号 http://p.tl/V8Kp
第34話『骨格を整え内臓機能を正す整復術』
(ゆるみ腰の整復術)
前回、左ゆるみ腰と右ゆるみ腰では症状が違う
というお話しをしました。
つぎに、左右のゆるみ腰を直す方法に入りましょう。
私が日常的に行っている方法は骨盤の整復術です。
この手技は、骨盤の仙腸関節に内蔵されている
目に見えないネジを締めるのが目的で行います。
左ゆるみ腰に対しては左側の仙腸関節のネジを、
右ゆるみ腰に対しては右の仙腸関節を適度に締めます。
たいていは、どちらか一方だけを整復するだけでなく、
反対側の仙腸関節の微調整も行います。
その理由は、ここで問題にしているゆるみ腰以外にも、
他の症状がある場合が多いことと、
骨盤全体のバランスを整える必要があるからです。
整復術により両方の仙腸関節を整えることができます。
この手技は、決してボキボキやるわけではありません。
患者は専用ベッドで横向きに寝て、
術者は手で骨盤に優しく押圧して仙腸関節の繋がりを整えるだけです。
強い刺激に慣れている人にとっては物足りないでしょうが、
私は結果が出れば弱い刺激の方が良いと考えています。
人によって、1回で済むこともあり、
また継続的に行う必要がある場合もありますが、
整復術により正常な機能を取り戻した骨盤は、
歩行にともない体の膨張や内臓の機能を急速に正します。
「たったそれだけでそんなに変わるの」
と思われるかも知れませんが大きな変化が現れます。
骨盤は、現代医学では無視され続けていますが、
実際は骨格を通じて内臓に影響を与えられることは事実であり、
骨盤が体に及ぼす影響力はとても大きいのです。
(その他の整復術)
骨格の整復術は骨盤以外にもあります。
たとえば、頭軸圧とよばれる頭蓋や頚椎を整える手技、
これは、術者が患者の頭側から足方向に圧をかける整復術ですが、
頭蓋や顎関節、頚椎をはじめ、目耳鼻や脳にも影響を与える手技です。
もちろん、術者の手で優しく圧をかけることは骨盤同様です。
胸郭の整復術は12本ある胸椎と
肋骨や胸骨からできている胸郭全体を整える手技です。
時にリダクターという特殊な機器や
垂直振動発生器を使って関節の引っかかりを取ったりしながらも、
基本は優しく押圧することに変わりありません。
胸郭を整え、肺や心臓そして横隔膜の調整などに行います。
その他肩こり関連では、肩周りの整復術があります。
これは、鎖骨、肩甲骨、上腕をまとめて調整する手技です。
肩首周りの関節が硬くなっている場合の肩こりには
欠かせない方法ですが、やはり関節の繋がりを重視しています。
他にも全身のいろいろな部位に対して整復術は存在していますが、
ここでは、肩こりにも関係している手技を中心に紹介しました。
次回は『血液をキレイにする吸玉療法』です。
【今回のポイント】
関節の整復術の目的は安全かつ関節の繋がりを良くすることである。
参考文献『構造医学』吉田勧持著
頑固な肩こり解消法1~34
「所長の引き出しより」
http://p.tl/jYfe
