肩こり分類の図 (岡田による)
http://p.tl/NNQk
内臓機能は低下していても
病気ではない状態を未病といいます。
未病は医療以前の段階なので、
対処の方法や選択肢は豊富にあります。
ここでは、日常行っている対処法を順次説明しています。
前回は『内臓と骨盤の不思議な関係』でした。
今回は『血液をキレイにする吸玉療法』です。
第35話『血液をキレイにする吸玉療法』
(吸玉療法とは)
吸玉療法は吸角療法、カッピング、すいふくべ、真空浄血療法ともいわれ、
カップ状の器具を使い、ツボなど皮膚に吸着させて行う療法です。
吸引することで皮下の疲労物質を吸い上げるわけです。
吸玉療法は紀元前のメソポタミア文明やギリシャ、
そして、現代医学の祖ヒポクラテスも利用していた方法です。
日本でも、日本書紀や医心方にも関連の記述があるようです。
そういう世界中で行われていた伝統的な民間療法ですが、
現代も生き残っている療法です。
日本以外に中国、台湾、韓国、英国、フランス、スイス、
ブラジルやアルゼンチンなどで行われています。
(なぜ内臓によいのか)
当研究所では、頑固なこりを訴えている方を中心に施術していますが、
内臓の調子が悪い方にも有効です。
吸玉療法は、伝統的には内科的な不調に対して、
それも数多くの症状に使われていたと推測しています。
では、吸玉療法は、なぜ内科的な症状に効くのでしょうか。
それは、血液を浄化するキレイにする療法であるからです。
内臓の機能低下がおこると、
腰や背中、首や肩がこることは既にお話ししましたが、
このこりの原因は、血液の汚れが関与しています。
吸玉療法は真空浄血療法といわれるように、
こった箇所やツボに対して吸引することで、
溜まっている疲労物質と炭酸ガスを排泄し、
血行の改善を通じて酸素と栄養を供給するわけです。
他の療法と比較した場合、
高圧カプセルと効果は類似しています。
全身均等に圧力がかかる高圧カプセルの方が効果はマイルドで、
吸玉療法は刺激がやや強いので部位を限定する必要があります。
同じこりでも、全身が満遍なくこっている場合は高圧カプセル、
背筋など筋張っているときには吸玉療法を施術しています。
(吸玉の特徴)
吸玉療法をすると特徴的な痕がつきます。
通常20箇所以上行い10分程度吸着させますが、
吸玉を吸着させたところは、いろいろな反応が現れます。
正常なところに吸玉を付けると反応は少し赤くなるだけですが、
異常箇所の場合は、二種類の反応が出ます。
色素反応と水疱反応です。
色素反応は、吸玉痕の皮膚が老廃物で黒く変色します。
もうひとつの水疱反応は、吸玉痕の皮膚が、
まるでザクロの実ような複数の水疱が出現します。
水疱が出た場合は、水疱をつぶし消毒する必要がありますが、
色素反応の場合は、1週間ほどで完全に消えて無くなります。
とはいえ、視覚的な特徴がありますので薄着になる季節には行いにくい療法です。
もう少し詳しく知りたい方は↓をご覧下さい。
所長の引き出し『吸玉療法』 http://p.tl/KMWK
次回は『内臓に強い鍼灸治療』です。
【今回のポイント】
吸玉療法は内臓の働きを良くし同時にこりもほぐす即効性のある方法。
頑固な肩こり解消法1~35
「所長の引き出しより」
http://p.tl/jYfe
