肩こり分類の図 (岡田による)
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内臓機能は低下していても
病気ではない状態を未病といいます。
未病は医療以前の段階なので、
対処の方法や選択肢は豊富にあります。
ここでは、日常行っている対処法を順次説明しています。
前回は『内臓を整える鍼灸療法』でした。
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今回は『皮膚の整復』です。
第37話『皮膚の動きは肩こりの盲点』
(皮膚の整復について)
整膚ってご存じでしょうか?
整膚は皮膚をつまんで施術する療法で、
1992年、徐賢氏によって発見され、
その後の研究により整膚学が確立されました。
整膚は独特の運動療法と併せて行われていますが、
大変よくできた健康法なので学ばせていただいています。
以前は、整膚という名称こそありませんでしたが、
あんま・マッサージ・指圧などの手技療法師の中では、
皮膚の整復として行われていた方法でもあります。
(日常行う3つのチェック)
私は日常の臨床で3つの動きの異常をチェックしています。
1.骨格の異常、
2.筋肉・靱帯の異常
3.皮膚の異常
1.骨格の異常とは、いわゆる「ゆがみ」のことです。
例えば、立ち姿勢を正面や側面から見たときのゆがみであったり、
立ち姿勢で前屈や後屈をしたときの動きのゆがみであったり、
顔のゆがみであったりといった骨格のゆがみ具合を診ます。
2.筋肉・靱帯の異常とは、筋肉の腫れ、張りや痛みなど、
その部分を触ったり押したり、また曲げる伸ばすなど、
骨格の一部分を含め関節の動きを通じて診ます。
3.皮膚の異常
この皮膚の異常とは何かといいますと、
皮膚のむくみや腫れ、変色や皮膚のつやなどとともに、
皮膚の動きというものを診るのです。
この皮膚の動きの異常が皮膚の整復と直接関連します。
(皮膚のすべりって何?)
では、皮膚の動きの異常とは、どんな状態なのでしょうか。
簡単に説明すると、
皮膚と皮下の間のすべりが悪くなっている状態です。
すべりが良い健康な皮膚の場合は、
皮膚を指で押さえながら水平方向に動かすと、
体液が潤滑剤となり、すべりが良いので皮膚はよく動きます。
一方、すべりが悪い不健康な皮膚の場合は、
皮膚を指で押さえながら水平方向に動かそうとしても、
皮膚のすべりが悪いのであまり動かないのです。
ここで、みなさまも実験してみましょう!
両手を背中の後ろに回して、
親指と人差し指で背骨の上の皮膚をつまんで下さい。
つまみ上げられた人の皮膚は動きがよいですが、
痛くてつまみ上げられない人の皮膚はすべりが悪くなっています。
中年以降は背中を捻る曲げるなどのダイナミックな運動が減りますので、
背中や肩など背骨上の皮膚はすべりが悪くなりやすいのです。
(皮膚のすべりが悪いとどうなるの)
では、皮膚のすべりが悪いと何か問題があるのでしょうか。
次は、そこに踏み込んでみましょう。
皮膚のすべりが悪いと起こる症状。
1.皮下の体液(リンパ液)の流れが悪くなる
2.皮下にある筋肉や関節の動きが悪くなる
3.皮膚の色つやが悪くなる
4.皮下に醜いセルライトができやすくなる
たかが皮膚の滑りが悪くなっただけで、
このように様々な症状が発生するのです。
もう、おわかりでしょうが、
肩こりの場合も、筋肉が張っている、血行が悪い、
という一般的に知られている理由以外に、
皮膚のすべりが悪くて肩がこっているという人が大勢います。
さらに、悪循環で筋肉が固い、血行も悪い、皮膚のすべりも悪い
という三拍子そろっている人も少なくないのですが、
皮膚のすべりについては盲点となっており、
診断も治療もノーマークの場合がほとんどです。
ここが大きな問題だと考えています。
次回は『皮膚の整復のつづき』です。
【今回のポイント】
肩首こりは筋肉が張り血行が悪い、そして皮膚の滑りが悪い。
頑固な肩こり解消法1~37
「所長の引き出しより」
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