〈歩行整体とは〉
歩行整体は心や身体のゆがみを直し、
様々な効果が得られる運動療法で、
優秀な病気の予防法・健康法です。
方法は歩行用ポールを使う4足歩行と、
ポールなしの2足歩行を組み合わせて行います。
前回までは『歩行整体ダイエット』でした。
http://p.tl/q2fq
今回は、むちうち急性期と歩行整体のお話しです。
●28話『肩・首の障害と歩行整体1(むちうち急性期)』
(むちうちと歩行整体)
「むちうち」とは交通事故やスポーツなどで起こした頚部捻挫の通称。
・詳しくは7回にわたり執筆済み http://p.tl/Hxqy
むちうちは一般的に5種類に分類されますが、
その7割以上は頚椎捻挫型なので、
以下、頚椎捻挫型をむちうちとして説明していきます。
また、最近痛めたものを急性期、1~3ヶ月が亜急性期、
3ヶ月以上が慢性期、何年も前に痛めたものを後遺症とします。
歩行整体は、むちうちの急性期から後遺症にまで適応します。
ただし、状態に応じて実施法を変える必要がありますので、
この辺のところを説明していきましょう。
むちうち損傷によって痛めた首は程度にもよりますが、
上手く治療しないと治らないままとなります。
例えば足首の捻挫で関節や靱帯を痛めた場合、
怪我をしてから固定せずにほっておくと
関節がぐらぐらになることがあります。
これは、関節周りの靱帯が伸びたまま
炎症が治まった場合などによくみられます。
つまり、関節がバシッと決まらずにゆるゆるになってしまうわけです。
これと同じ事が首でも起こることがあります。
また、怪我でなくて、自分でボキッとやるクセがある場合、
繰り返しているうちに同様の症状になることがあります。
ボキボキやるクセがある人は気をつけて下さいね。
これらによって、上位頚椎といわれる
首の上半分の椎間関節のトラブルが多いのが実態です。
つまり、関節のズレ、関節の亜脱臼ぐせ、
関節の潤滑不全といって動きが悪い状態、
こんな状態になると、その関節に関連した様々な症状が現れます。
たとえば頚椎1番のズレがあれば偏頭痛であったり、
頚椎2番であれば、目の奥の痛みであったり、
頚椎3番であれば、首の後ろ側の痛みが出たりといった具合です。
(むちうち急性期に対しての歩行整体)
急性期のむちうちの場合、
シップを貼ることでも首のストレッチをすることでもなく、
自己治療として一番大事なのは氷水で患部を冷やすことです。
これに勝る自己治療法はありませんが、
あまり実行されていないのが実態で残念に思っています。
氷水とシップでは100倍以上も冷却効果が違うのですが、
どちらも同じように考えている人があまりに多いのです。
急性期の場合は、首や肩、頭などに熱を持っているケースが大半で、
日常の治療でも一番初めに行う最重要治療が氷冷です。
「こんなに冷やして大丈夫ですか」と聞かれることもしばしばです。
ですから、むちうち急性期の歩行整体は熱を出さないことが肝要です。
この場合、上半身の筋肉を使うポールは使わないことです。
スピードは抑え気味にして最大40分間の連続歩行をします。
そして、歩行が終了したら直ちに首など熱がある部位を氷のうで冷却します。
タオルなどを間にかませると冷えが悪くなるので使わないことです。
このように、冷却をメインとしてポールなしの歩行を併用する、
そして、患部の関節を必要以上に動かさないこと、これが大事です。
次回は、亜急性期、慢性期、後遺症の歩行整体の予定です。
【ポイント】
むちうち急性期は患部の安静と冷却、ポールなしの歩行を併用すべし。
●歩行整体バックナンバー
http://p.tl/vfDO
