〈歩行整体とは〉
歩行整体は歩きながら身体のゆがみを直し、
病気の予防や健康化に役立つ運動療法です。
その方法は歩行用ポールを使う4足歩行と、
ポールなしの2足歩行を使い分けて行います。
前回は『頚椎・顎タイプ肩・首こりの歩行整体』でした。
http://p.tl/4MEZ
『胸郭タイプ肩・首こり解説』第11~13話
http://p.tl/aOuL
●第33話『胸郭タイプ肩・首こりの歩行整体』
(胸郭タイプ肩・首こりとは)
このタイプの肩・首こりは、
胸郭に関連する関節や筋肉、あるいは皮膚のトラブルにより
発生する肩・首こりで3種類に分けられます。
・胸郭拡張
胸郭拡張というのは、胸郭が機能失調し、
呼吸時の換気効率が落ちているいる状態、
または、胸郭を構成する関節全体あるいは一部分が
関節の連結が悪くなりゆるんで膨張した状態をいいます。
息を吐き切れないといった酸欠症状が出ますが、
本人は肩こり以外は自覚していない場合が多いです。
・肩甲骨の可動障害
これは肩甲骨の動きが悪くなることをいいます。
肩甲骨は鎖骨とともに腕の付け根でもあるので、
肩の動きも悪くなり周辺まで固くこります。
五十肩とは違いますが五十肩に進む場合もあります。
・胸や背中の関節の潤滑不全
これは、胸・背中の胸・背中の関節に、
ずれなどの問題が発生した結果、
動きが悪くなる、違和感が出る、こる等の不調がでます。
背骨をつなぐ椎間関節、背骨と肋骨をつなぐ肋椎関節、
肋骨と胸骨をつなぐ胸肋関節の潤滑不全などがあります。
(歩き方のコツ)
このタイプの肩・首こりに効く歩行整体のコツは、
肩甲骨をよく動かすことです。
そして、歩行中に胸郭とくに胸椎が適度に揺らぐと、
歩行中に自動的に胸郭関連の関節が復元されやすくなります。
では、例によって何点か箇条書きで説明しましょう。
・直すためには40分の連続歩行が理想的です。
歩行頻度は週に3回以上行って下さい。
はじめのうちは、週に3回程度で休む日を作りましょう。
慣れてくれば、毎日のように行ってもいいですが、
週に3回と毎日行うのでは効果に大差はありません。
・(ポールなし歩行)では、
大きく腕を振って肩甲骨を動かすことが大事です。
親指を立て肘を直角以上に曲げた姿勢で歩くと、
しっかり腕を振ることができるので、
同時に肩甲骨も動かすことができます。
そして、肩甲骨の動きがよい歩行では、
同時に背骨が適度に揺らぎますので、
肩甲骨や背骨を通じて胸郭全体が復元されていきます。
経験則では30分以上歩くと効果が現れてきます。
・(ポールを使う歩行)では、
このタイプの肩こりにも4足歩行は有効です。
ゆったりとしたリズムで手足を使って歩くイメージで歩きます。
手の推進力が加わり自然に歩幅が広がりますので、
それに連動して背骨もゆらぎ矯正されていきますが、
どちらかというと2足歩行の方が効果的です。
次回は「骨盤・股関節が原因の肩・首こり」の歩行整体です。
【ポイント】
胸郭タイプの肩・首こりの歩行整体は肩甲骨を動かすことがコツだ。
●歩行整体バックナンバー
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