〈歩行整体とは〉
歩行整体は歩きながら身体のゆがみを直し、
病気の予防や健康化に役立つ運動療法です。
その方法は歩行用ポールを使う4足歩行と、
ポールなしの2足歩行を使い分けて行います。
前回は『胸郭タイプ肩・首こりの歩行整体』でした。
http://p.tl/lNIV
●第34話『骨盤・股関節タイプ肩こりの歩行整体』
(骨盤・股関節タイプ肩こりとは)
・ゆるみ腰・開き腰
・締まり腰・かみこみ腰
・股関節障害
このタイプの肩・首こりは、骨盤がゆるむ系統と締まる系統、
さらに股関節の障害の3種類に分けられます。
これらの障害が肩や首に直接影響するのです。
・ゆるみ腰・開き腰
ゆるみ腰は骨盤の仙腸関節がゆるんで不安定を起こしていますので、
仙腸関節を適度に締めてやるのが一番理にかなっています。
開き腰は、ゆるみ腰状態から腸骨が外方に開いた状態です。
つまり「正常」→「ゆるみ腰」→「開き腰」の順に進行します。
・締まり腰・かみこみ腰
締まり腰は仙腸関節が締まりすぎた状態をいいます。
かみ込み腰は仙腸関節が締まりすぎ緩まなくなった状態です。
つまり「正常」→「締まり腰」→「かみこみ腰」の順に進行します。
これらは、ゆるみ腰の反対で、
適度に緩み締まるネジが締まりすぎた状態といえます。
・股関節障害
ここでは股関節の病気ではなく機能障害を指しています。
機能障害の原因は疲労や運動不足、捻挫などにより、
大腿骨の股関節支点がずれることで起こります。
股関節障害が出ると反対側の肩がこります。
参照『骨盤・股関節タイプ肩・首こり』第14~17話
http://p.tl/aTdS
(歩き方のコツ)
このタイプの肩・首こりには歩行整体がよく効きます。
種類別によって少しポイントが違いますので別々に説明しましょう。
・ゆるみ腰・開き腰
ゆるみ腰や開き腰になる人は歩行不足ですから
歩くことがダイレクトに直すことに繋がります。
歩幅を広めに取りしっかりと地面を踏みしめて歩くようにします。
40分の連続歩行が理想的なので、
初めは無理でも徐々にそれに近づけていって下さい。
ポール歩行でも、2足歩行でもどちらでも効果が出ますので、
週に3回は歩くようにして下さい。
歩く時間が取れない人は、通勤で工夫するなどして、
短時間でもしっかりと歩く時間を持つように心がけて下さい。
・締まり腰・かみこみ腰
締まり腰はゆるみ腰の場合と同様の歩行でよいのですが、
かみこみ腰の場合は注意が必要です。
歩くことで腰痛や肩こりが悪化することがあるからです。
かみこみ腰は、あまり積極的な攻めの歩行はせずに、
スムーズに脚を運ぶことが大事です。
そして、歩行後は直ちに仙腸関節を冷却することが大切です。
理由は、仙腸関節こもった熱を抜いてやる必要があるからです。
・股関節障害
股関節障害の場合も、かみこみ腰と同様で、
歩行は有効ですが着地時の衝撃が強いと炎症を起こしますので、
接地時の衝撃を緩和するシューズとスムーズな歩き方が必要です。
はじめは、散歩程度の歩行から始めるのが良いでしょう。
次回は「頭部うつ熱タイプ肩・首こり」の歩行整体です。
【ポイント】
ゆるみ腰系統の肩・首こりに歩行整体は欠かせない。
●歩行整体バックナンバー
http://p.tl/vfDO
