〈歩行整体とは〉
歩行整体は歩きながら身体のゆがみを直し、
病気の予防や健康化に役立つ運動療法です。
その方法は歩行用ポールを使う4足歩行と、
ポールなしの2足歩行を使い分けて行います。
前回は『骨盤・股関節タイプ肩こりの歩行整体』でした。
http://p.tl/aWHM
●第35話『冷えのぼせタイプ肩・首こりの歩行整体』
(このタイプに共通する「頭部うつ熱」とは)
「頭部うつ熱」は頭に熱がこもっていることが原因で
様々な症状を引き起こしている状態をいいますが、
熱感をともなう肩・首のこり症状があります。
原因の頭部うつ熱はさらに3種類に分けられます。
・熱中症によるうつ熱
高温環境や頭部への直射日光他の悪条件が重なると熱中症を起こしますが、
初期には頭部のうつ熱が現れます。
・頭脳の使いすぎ
頭がフル稼働、まるでパソコンがオーバーロードしているような状態。
過度の思考や悩みなどのストレスで脳を休められない時に起こります。
・冷えのぼせ(体温の偏在)
頭部は「うつ熱」しているが下肢など末端は低体温という状態。
頭に熱が滞り手足が冷え体熱が偏っている時に起こります。
参照「冷えのぼせタイプ肩・首こり」第18~21話
http://p.tl/7cfj
・頭部うつ熱の原因とは
1.高温環境や頭部への直射日光
2.高血圧、脳圧亢進
3.長時間のパソコン作業や携帯電話使用などの電磁波障害
4.過度の頭脳労働や眼の使用など頭脳の酷使
5.怒りや悩みなどの精神ストレス
6.飲水不足
7.帽子などによる断熱
・頭部うつ熱の症状とは
1.強い肩こり
2.頭からの発汗
3.頭痛
4.眼がショボショボする
5.額に脂汗をかく
6.頭や首の熱感
7.めまい、ふらつき
8.集中力や能率の低下
(これらの肩・首こりと歩行整体)
このタイプの肩・首こりには歩行整体は予防法として有効です。
種類別によって少し対処法が違いますので説明しましょう。
・熱中症によるうつ熱
熱中症初期に発生するうつ熱には、頭部の氷冷が功を奏します。
それを押さえた上で歩行整体はポールを使わずに歩きます。
そして、歩行後には必ず頭部の氷冷を実施し、
中枢である頭部を守り体熱を分散させるのです。
・頭脳の使いすぎ
パソコンが加熱している状態と似ていますので、
この場合も、水冷で頭を冷やすことは有効です。
歩行整体は、上半身も温まるポールは使わずに、
2足歩行で歩きますが、この場合の歩行は著効を示します。
なぜなら、歩行により脳内が整備されて落ち着くからです。
連続歩行により、頭がリセットされるのです。
・冷えのぼせ(体温の偏在)
冷えのぼせで頭が冷えるというケースはありません。
冷えるのは手足のどちらかかその両方です。
この場合の歩行は、ポールの使用、2足歩行どちらでも大丈夫です。
どちらにせよ、しっかりと歩き込むことが大切です。
理由は、血液体液の循環を改善し体中に分散させる必要があるからです。
(歩き方のコツ)
・熱中症によるうつ熱の場合は、
気温が低い時間や日差しがない時間に歩くことがポイントです。
もう一つ重要なことは十分な水を飲んでから歩くことです。
この水が頭に溜まった熱を発散させるからです。
そして、無理をしない程度の時間で切り上げて帰宅し、
頭からの発汗が止まった頃を見計らって氷冷に切り替えるのです。
そして、水枕の氷が溶けて無くなるまで続けます。
・頭脳の使いすぎと・冷えのぼせの場合は、
40分の連続歩行を行います。歩く速さは体力によって加減して下さい。
スピードよりも40分の連続歩行を行うことが大切なのです。
ポール歩行、2足歩行のでもどちらでも効果が出ますが、
冷えのぼせの場合はポールを使う方が両手が自然と温まりますし、
脚も冷えないようにタイツを履くなどすると良いでしょう。
頭脳の使いすぎの場合は、
間違っても歩行中に音楽を聴くなど脳に刺激を入れてはいけません。
できれば公園など自然の風景など心が穏やかになりそうなところに行き、
いったんすべてを白紙にして何も考えないように心がけて下さい。
よい切り替えの時間になるはずです。
次回は「精神ストレスタイプ肩・首こり」の歩行整体です。
【ポイント】
頭部うつ熱の場合は原因により歩行の生かし方が変わる
●歩行整体バックナンバー
http://p.tl/vfDO
