前回は『頚椎・顎タイプ肩・首こりの治療法』でした。
http://p.tl/7mZj
第48話『胸郭タイプ肩こりの補足』
参照『胸郭タイプ肩・首こり解説』第11~13話
http://p.tl/aOuL
(胸郭タイプの肩・首こりとは)
このタイプの肩・首こりは、
胸郭に関連する関節や筋肉、あるいは皮膚のトラブルにより
発生する肩・首こりで3種類に分けられます。
・胸郭拡張
胸郭拡張というのは、胸郭が機能失調し、
呼吸時の換気効率が落ちているいる状態をいいます。
肩が詰まる、息苦しいなどの酸欠症状が出ます。
・肩甲骨の可動障害
これは肩甲骨の動きが悪くなることをいいます。
肩甲骨は鎖骨とともに腕の付け根でもあるので、
肩の動きも悪くなり周辺まで固くこります。
・胸や背中の関節の機能不全
胸や背中にある関節にずれなどの問題が発生した結果、
各関節の固さや違和感、胸や背中のこり感などがでます。
(治療法)
・胸郭拡張症の場合
・胸・背中の関節の潤滑不全
・肩甲骨の可動障害
どちらの場合も、ゆがみやずれにより胸郭の弾力が失われていますので、
これを正常な状態に復元させる治療が必要です。
いずれにしても重要なことは、
胸郭に関係する数多くの関節の動きを一通りチェックし、
問題がある関節のかみ合わせてを復元していくことです。
具体的には背骨を上下につなぐ胸椎の椎間関節が13箇所、
肋骨と背骨をつなぐ肋椎関節は左右で20箇所、
肋骨と胸骨をつなぐ胸肋関節は左右で14箇所、
さらに鎖骨や肩甲骨など上腕関連の関節まで関わっていますので、
胸郭は難易度が高い部位といえます。
だからこそ、胸郭の障害は全くの手つかずか、
治療不十分というケースが多いのです。
(問診から治療まで)
当院では問診(聴くこと)を重視しています。
なぜなら、的確な治療を行うためには、
障害を起こした原因を知ることが重要だからです。
原因が分かれば正確な診断につながります。
つぎに、徒手検査という方法で検査します。
まずは、全身の動きの中でざっくりと障害部位を抽出し、
つづいて障害部位を見る触るなどして細かく調べていきます。
そのうえで、治療に入ります。
治療は軽度の場合は保険でまかなえますが、
症状が複雑な場合はオプション治療が必要となります。
関連の皮膚や筋肉などの軟組織+関節を治療しますが、
結果を出すための方法論はいろいろあります。
整復術、吸玉、振動療法、鍼灸などを組み合わせ、
そして、経過を見ながらチューニングしベストを尽くします。
これで90%以上は改善します。
次回は『骨盤・股関節タイプ肩こりの補足』です。
【今回のポイント】
胸郭タイプの肩・首こり解消には原因を知り的確な診断が重要である。
頑固な肩こり解消法1~48
「所長の引き出しより」
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