〈歩行整体とは〉
歩行整体は歩きながら身体のゆがみを直し、
病気の予防や健康化に役立つ運動療法です。
その方法は歩行用ポールを使う4足歩行と、
ポールなしの2足歩行を使い分けて行います。
前回は『肩・首の障害と歩行整体2(むちうち慢性期)』でした。
http://p.tl/qU4I
今回は、むちうち後遺症の歩行整体です。
「むちうち」とは交通事故やスポーツなどで起こした頚部捻挫の通称。
詳しくは7回にわたり執筆済み http://p.tl/Hxqy
●第30話『肩・首の障害と歩行整体3(むちうち後遺症)』
(むちうち後遺症について)
むちうちや事故に関連した肩・首こりでは、
一番多いのが後遺症だろうと思います。
ふつう交通事故の後遺症の場合は、
治療が終了し、示談があって後遺症となりますが、
ここではそういう難しい話ではなく、
治療が終わった後も痛みや不快感などの
症状が残っているものとして説明していきます。
もちろん「15年前のむちうち後から首が回りにくい」
「若い頃にスキーで痛めた部分が今も調子が悪い」
という年数が経った古いものも後遺症と捉えています。
むちうち後遺症の場合は、
受傷からの期間は1年から数十年というように、
極端に違う状況のものを一まとめにしていますので、
本当は個人的に対応しなければいけませんが、
ここは、一般論として説明することにします。
症状が何年も取れずに残っている場合は、
外傷時に患部への衝撃の程度が相当大きかったか、
衝撃の程度がそれほどでもない場合は、
外傷時に首や骨盤などの骨格系に歪みを生じた場合、
それも複数箇所に歪みが生じたケースがほとんどです。
(むちうち後遺症の歩行整体)
むちうち後遺症は、むちうち慢性期の延長戦上にありますので、
1年程度の場合は、慢性期の歩行整体に準じて下さい。
もっと古いケガの場合は、
患部に熱を持っていない場合が多いので、
歩行用のポールは使った方が効果的だといえます。
では、その理由を説明しましょう。
ポールを使った4足歩行は、
骨盤や股関節、頚椎を含めた背骨全般、
上肢や肩甲骨や肋骨などでできた胸郭、頭蓋骨、
このような骨格系の整体に威力を発揮します。
ただし、熱中症対策など夏の暑い時期に限っては、
患部への負荷が少ない2足歩行の方をメインにした方がよいでしょう。
ポールの使った時の歩き方については、
過去に説明していますのでそちらを参照下さい。
・歩き方4つのポイント1 http://p.tl/gyIX
・歩き方4つのポイント2 http://p.tl/BgON
・9つのチェックポイント http://p.tl/gyIX
歩く時間は連続40分以上で疲労を残さない程度、
スピードは上肢の力が推進力に加わりますので、
2足歩行時よりも少し速くなるのがふつうです。
歩行によって患部に痛みが出ることはよくありますので、
こんな場合は歩行終了直後に10分程度冷やして下さい。
歩行の頻度は週に3回以上行って下さい。
少しキツイ場合や気が重い日は、
ポールを持たずに2足歩行で行って下さい。
これを習慣化していただければ、
徐々に患部の歪み及び身体全体の歪み、
そしてむちうちの後遺症は解消していきます。
回復までに、どれぐらいの期間がかかるかについては、
損傷の程度や年齢、体力などによって変わりますので、
一概にはいえませんが、
回復に向かって加速することは間違いありません。
整体治療と併せれば、その期間はさらに短縮可能です。
次回は「姿勢タイプ肩・首こり」の歩行整体の予定です。
【ポイント】
むちうち後遺症の場合はポールを持った4足歩行で回復が加速。
●歩行整体バックナンバー
http://p.tl/vfDO
